6人組アイドルグループ超ときめき宣伝部がグループとしてドラマ初主演を務める、生配信ドラマ「リトライ、青春!」が、3月29日(金)〜31日(日)の3日連続でRakutenTVにて配信される。生配信ドラマだけに、本番はリトライできない数々の実験的要素を詰め込んだ同作について、超ときめき宣伝部(辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひより)にインタビューをおこなった。第二弾は主演ドラマ「リトライ、青春!」についてメンバーが語る見どころと、今後の超ときめき宣伝部の活動についてたっぷりと語ってもらった。(※超ときめき・宣伝部の「・」はハートマークが正式表記)

■生配信ドラマ「リトライ、青春!」とは

「リトライ、青春!」の舞台は高校。校舎を貸し切り、複数のカメラをスイッチングしながら演じている様子を90分間ノンストップで生配信する前代未聞のドラマだ。

生配信のため「ドラマ本番はリトライできない」という大きな特徴がある同作。キャストもスタッフも失敗が許されない、ハラハラとした緊張感を視聴者も一緒にリアルタイムに体感 できる新しいエンターテインメント作品となる。さらに作品の内容の一部を視聴者に投票してもらうなど、生配信だからこその試みを盛り込んだ演者と視聴者で作り上げるという。

■「本番はリトライできない!?」、生配信ならではの“カバー意識”

――「リトライ、青春!」というタイトルですが、本番はリトライできないプレッシャーの中で、生配信を成功させるために、どんなことを工夫していますか?

小泉:せりふはとにかく必死に覚えなきゃなって思っていて。台本は新幹線のなかでも読んでました。

辻野:監督さんと相手から見た私の役はどういう風に見えているのかとか、すごい話し合っています。自分の役を理解した上で演技すると、多分せりふが飛んだとしてもその役なりの言葉が出てくるんじゃないかなと。そういうところで、もしもトラブルがあってもカバーしあえるのかなって思います。生配信だから全員失敗しちゃいけないんですけど、なにかのトラブルは起こるかもしれないじゃないですか。たとえばカメラが必要なタイミングで切り替わらないとか…。でもみんなが役に入り込んでいられたら場を繋げると思うんです。

杏:ライブだと歌を間違えたりとか、ダンスを間違えたらそれは失敗って思われちゃうかもしれません。でも演技だからこそ、ドラマだからこそ、役で居続ければ “失敗”にはならないのかなって思う部分もあるんです。そこをもっと突き詰めるために、それぞれ自分の役として生きられるってことを大事にして稽古していきたいなって思ってます。

坂井:見る方は台本を知らないワケじゃないですか(笑)。だからそれっぽいことを言えるように、対策も込めていまを生きてる…いや変な言い方だな(笑)。日々生活しているって感じです!

――3日間にわたる本番で、「これが楽しみ」っていうところを教えてください。

杏:1日目と3日目で同じことをしていても、きっと私たちの感情も違うんだろうと思っています。実際にやってみると演技がどんどん変わってくるんだろうなって。1日目、2日目、3日目の自分たちは、気持ちも絶対変わってくるっていうのが楽しみです。

坂井仁香(以下、坂井):私は関本苺ちゃんと葛西桃華(小泉)ちゃんと星野翠(吉川)ちゃんが絡むシーンがあって、そこがなんかちょっと変わってくるのかなって。ここは「変えよう」と思って変えても面白いシーンなんですよ。なのでそこがどう変わるのかなとか、本番までアプローチを知らないでやっても楽しいのかなとか…。結構遊べるシーンなので、そこは結構私的には楽しみかなって思ってます。

――ほかに監督からアドバイスを受けた、というエピソードがありましたら教えてください。

吉川:平林克理監督には、「挑戦することを怖がらなくていいよ」っていう言葉をいただきました。今回私たちほんとに「超とき宣」として演技をするのはほんとに初めての挑戦で。やっぱり 新しいものに挑戦するって、すごく怖いことだと思ってしまっていました。

でも共演者のみなさんも本当に優しくしてくださって、稽古するなかで「どっちの言い方の方が翠ちゃんに近いのかな」みたいな疑問点が生まれたときは、すぐに監督が答えを出してくださるんです。そういう意味で“安心して挑戦できる環境”の中で挑戦させていただいてるなと思っていて。初めての演技に挑戦させてもらうのが平林監督の下で本当によかったと感じています。

■普段と異なる姿が見られる?…メンバーが語るそれぞれの役柄の見どころは?

――ファンのみなさんが注目するのは、なんといってもいつもと違った振る舞いをするメンバーの姿だと思います。そのなかで、自分の役の魅力をそれぞれ伺えますか。

辻野:そらちゃんは私と違って感情の起伏が激しくて。普段ファンの方も見て知っていただいているとおり、私は大きい声を出す瞬間っていうのがあんまりないんです。なのでそういうのはギャップとして楽しんでもらえるかな…。あとは役のなかで焦ってヘンになっちゃうシーンもあって(笑)。キャラがどんどん濃くなっていくので、ぜひ注目してください。

杏:すごく元気!陽キャ!みたいに、こんなジュリア見たことないやって役柄になっています。一見すると人生楽しんでそうに見えるけど、でもそのなかでの葛藤とか悩みもあったりする…。そんな菫ちゃんの成長っていうのも、見ていただきたいなと思います。みんなを引っ張っていったりとか、私がいままで人生で発したことない言葉を発することが多いのでそこをぜひ見ていただければ(笑)。

坂井:苺はもう1番最初のドラマが始まった瞬間のワンカット、ワンシーンが私からなんですよ。最初に出てくるんです。なのでちゃんと最初からみんなが入り込めるように頑張って演技したいなって思っているのと、先生に対してもすごく甘え上手でかわいいシーンが多いので、そこを見てください! 最後の方にある桃華とのシーンも良い感じなので、そこはイチ押しです。

ほかにも、みんなもちろん大変なところがあるんですけど、苺がきっかけで大きなイベントが起きたりもするのでそこは大変でした。1人だけ状況を知っている状態でタイムリープすることもあったり、切り替えを上手くやらないとお話がグダグダしちゃうな…とか。台本も覚える量が多かったので、頑張ります!

小泉:桃華はすごく芯があるキャラクターです。インフルエンサーとしてのかわいい一面がありつつも素直でまっすぐ、自分を曲げない性格。自分と似ている部分もあるんじゃないかなって思っています。普段は「きゅるりん☆」みたいな姿は見せたことがないので(笑) 特にかわいいインフルエンサーっぷりと芯のある真っすぐな2面性みたいなものを、桃華で見てもらえたら嬉しいなって。

菅田:僕っこっていう珍しい演技を見て欲しいです!あと日向の取る行動1つひとつをちゃんと見逃さないで見ててほしいなって思っていて。日向は気持ちが揺れ動いたときとか、何かを感じたときにカメラで写真を撮って記録するっていうクセがあるんです。なのでそうした細かい演技や行動も、全部見ていていただけたら嬉しいなって。

吉川:翠は結構みんなを頼って、全部を真に受けて行動に反映させちゃう役だったりもするんです。その分面白さも増すんじゃないかなっていうのと、青春に必ず必要な“恋”を1番描いているのが翠ちゃんです。そこをどう表現するのか、最後どうなっていくのかも見どころです。みんなも一緒にドキドキしながら見ていただけたらなって思います。

■横アリワンマン2DAYの次の目標は「さいたまスーパーアリーナ」!

――横浜アリーナでのワンマン2DAYS公演もお疲れさまでした。周囲からの反響や達成感など、変わったことを教えてください。

吉川:周りのみなさんからの声が思っていた以上にいただけて、自分たちが考えていた以上のことを成し遂げたんだなと…。自分たちにとっても、夢のような時間でした。映像とかを見ると本当に自分たちがライブやったんだっていうのと、 やっぱり自分たちってライブが大好きなんだなっていうことをすごく感じたんです。また挑戦したいな…。

坂井:絶対やりたい…!いろんなお仕事するときに、「横アリ2日間やったんだし大丈夫」っていう気持ちになれるようになりました。あれほど大きいステージに立ったおかげで、他のお仕事をやるときも安心感みたいなものが生まれてきて…。やっぱり周りの方もそうだし、自分たちの自信にも繋がったので、ホントによかったなって思っています。

――2023年末には「今年は世界を驚かせたい」と仰っていました。横アリのワンマンライブを経て、新しい大目標は立ちましたか。

坂井:世界はもちろん、行きたいです!「最上級にかわいいの!」っていう曲がちょっとバズったりしています。もっと知名度を上げるために、テレビ…「Mステ」とか出たいですね。多くの方に知っていただけたらもっと可能性が広がっていくと思うので、知っていただけたらなと。

――次に目指している具体的な目標があれば教えてください。

辻野:さいたまスーパーアリーナです!前に無観客ライブをやらせていただいたんですが、そのときダルマに目を入れたんです。「いつか有観客でライブしたい」って1つ目を入れて…もう1つの目を入れに行かなきゃ!

全員:行きたい!

小泉:あんなところでできたらすごいよね…!

坂井:これからいっぱい言おう。「さいたまスーパーアリーナでライブがしたいです」ってずっと言う。ぜひデカデカと書いてください!(笑)


「リトライ、青春!」【あらすじ】
高校2年生のそら(辻野かなみ)、菫(杏ジュリア)、苺(坂井仁香)、桃華(小泉遥香)、日向(菅田 愛貴)、翠(吉川ひより)。生徒から人気の梨乃先生に集められた初対面の 6人は、3 年生を送る会(三送会)でダンスパフォーマンスをすることに。そこでみんなには内緒で赤点免除を条件に、苺はチームのリーダーに任命される。バラバラのチームメイトたちをまとめようと奮闘する苺だったが、本番直前、ある事件をきっかけにチームに亀裂が入る。「留年やだぁーーーーー!」 と願いを込めると、なんと30分前に巻き戻り、事件が起こる前にタイムリープしていた…!苺は仲間のピンチを救うため、告白を成功させるため!?そして、本番を成功させるため!学校中を駆け回り、全てが上手くいくようにリトライし続けるが…?そして次第に明らかになる 6 人が集められた本当の理由。果たして、6 人は心をひとつに三送会のパフォーマンスを成功させることができるのか⁉

(ヘアメイク:佐々木愛/スタイリスト:加藤みゆき/衣裳協力:SPINNS)