ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」で配信中の「スター・ウォーズ」シリーズのうち、「フォースの覚醒」から始まる続三部作の主人公・レイを演じたデイジー・リドリーが4月10日(水)に32歳の誕生日を迎える。レイは「スカイウォーカーの夜明け」から15年後を舞台とした新作映画にも登場することが発表されているが、今回はそんなレイのこれまでの活躍と登場作品を一挙に振り返る。(※以下、作品のネタバレを含みます)

■「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015)

新たな劇場三部作の1作目で、「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」から約30年後が舞台となる「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。

かつてルークやアナキン・スカイウォーカーが使ったライトセーバーを手にした主人公レイがその秘めたフォースの力を覚醒。続三部作の悪役で最大の敵カイロ・レンとの銀河の運命を懸けた戦いの始まりの物語が描かれる。

砂漠の惑星ジャクーで家族を待ちながら孤独に生きるレイは、ファースト・オーダーから脱走した元ストームトルーパーのフィンと出会い、砂漠をさまよっていたドロイドのBB-8を持ち主に届けるため、砂漠に放置されていたオンボロの宇宙船に乗り込み銀河の旅に出ることになる。この宇宙船がハン・ソロの愛船ミレニアム・ファルコンで、ハン・ソロとその生涯の相棒チューバッカと出会ったことから、レイたちはレイア率いるレジスタンスに加わり、銀河を巡る戦いに挑んでいくことになる。

カイロ・レンに捕まってしまったレイがその強大なフォースの力を覚醒させて周囲の敵をコントロールし、自力で逃げ出す爽快なアクションシーンはもちろん、ルークやアナキンがかつて使っていた青いライトセーバーを操り、赤い十字のライトセーバーをもつカイロ・レンと迫力満点のライトセーバー戦を繰り広げるシーンが見どころ。

新たな主人公・レイがレイアやハン・ソロらレジェンドキャラクターたちと運命的な出会いを果たした本作から、かつてジョージ・ルーカスが作り上げた「スター・ウォーズ」の物語はさらなる広がりを見せていく。

■「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017)

続三部作の2作目で、姿を消していたルークが再び登場するという「スター・ウォーズ」史においても重大な一作。

銀河の新たな脅威として台頭したファースト・オーダーに立ち向かうため、レイはハン・ソロの相棒だったチューバッカ、かつてルークと共に旅をしたドロイドR2-D2と一緒に、最初のジェダイ・テンプルがあった惑星オクトーにいるルークのもとに向かった。身を潜めて暮らしていたルークは弟子だったカイロ・レンがダークサイドに堕ちたことで自分を責め続けていたが、そんな苦悩を抱えたルークからレイはジェダイとしての修行を受けることになる。

修行を積む中で、互いのフォースの力によってカイロ・レンと通じ合ったレイは、暗黒面からカイロ・レンを救うため、チューバッカとR2-D2と共にルークのもとを去る。レイはファースト・オーダーの指導者スノークをカイロ・レンと協力して倒したものの、レイの考えに反して暗黒面に誘うカイロ・レンをレイは拒否。ぶつかりあう互いの強大なフォースの力によって、レイが使っていたルークのライトセーバーは壊れてしまった。

■「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019)

続三部作の完結編となる「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は、ルークの想いを継いだレイが“光と闇”の最終決戦に挑み、その壮大な家族の物語の最終章を迎える物語。

「最後のジェダイ」での戦いから1年、かつてダース・ベイダー率いる帝国軍が銀河を恐怖で支配したように、カイロ・レンが最高指導者となったファースト・オーダーも銀河を恐怖と暴政で統治していた。レイはルーク亡き後もその想いを継ぎジェダイとしての修行を1人続けていたが、「ジェダイの帰還」で死んだはずのパルパティーン皇帝が生きていることを知り、その居場所を突き止めるべくチューバッカやC-3POたちと共に銀河に繰り出していく。

その危険な冒険の中で、レイは自分の衝撃的な“家族”の秘密を知り葛藤するが、敵対するベイダーの正体が実の父であった過去をもつルークに背中を押され、銀河系すべての悪の根源である暗黒卿パルパティーンとの戦いに挑む。

パルパティーンとの最後の戦いでは、ルークのライトセーバーだけでなくレイアのライトセーバーも使って挑んでいくレイの姿が印象的。

劇場公開1作目「新たなる希望」から42年。ルークとベイダーから始まった、世代を超えたスカイウォーカー家の“光と闇”の戦いの結末が描かれる。