映画「猿の惑星」シリーズ最新作「猿の惑星/キングダム」が5月10日(金)に公開される。映画の上映に先駆け、日本時間の5月3日にロサンゼルス・ハリウッドにて、本作のワールドプレミアが開催された。また、ウェス・ボール監督の来日が決定したほか、映画の最終予告映像が公開された。

■猿と人間の立場が逆転した世界で独裁者に立ち向かう

本作は、現在から300年後、人類と猿の立場が完全に逆転し、猿が独裁支配する世界を舞台として、秘密を抱えた人間と若き猿が、世界を変えるため、猿の独裁に共に立ち向かう姿を描いた作品。

独裁者であるプロキシマス・シーザーに村と家族を奪われた若き猿ノアをオーウェン・ティーグが演じるほか、人間との共存のために立ち上がったノアが出会う、秘密を握った人間の女性ノヴァをフレイヤ・アーランが、ノアに常に寄り添い助けるオランウータンのラカをピーター・メイコンが、人間を徹底的に排除しようとする冷酷な独裁者・プロキシマス・シーザーをケヴィン・デュランドが演じる。

監督は「ゼルダの伝説」実写映画でも知られるウェス・ボールが務める。

なお、「猿の惑星」などシリーズ過去作はディズニープラスで配信中。

■ハリウッドの街が“猿の惑星”に変貌

今回のワールドプレミアでは、恐ろしい表情で口を開いた巨大な猿のモニュメントや独裁者プロキシマス・シーザーが鎮座する玉座が設置され、レッドカーペットには馬に乗った猿たちが登場するなど、ハリウッドの街がまさに“猿の惑星”に変貌。そんな熱気あふれる会場にキャスト&スタッフ陣が登場し、ファンとの写真撮影やサインに応じると大歓声に包まれた。

主演のオーウェンは「ハリウッドのこの通りをすべて封鎖していて最高にクール!長い間僕たちの頭の中で生きてきたこの映画を多くの人たち観てもらうのが楽しみです!」と公開が目前となった喜びをコメント。

フレイヤは「是非劇場で観てほしいです!素晴らしい映像の中に、美しく深い物語があります」と熱く語った。

■ウェス監督「日本の皆さんに本作をお披露目することが待ちきれません」

ウェス監督は、「この映画は、国境や文化、そして時代をも超えて広がっていくと思っています。このシリーズには多くの人の想像力を掻き立てる魔法があり、その伝統を紡いでいくことが楽しみでならないです」と、長く愛される「猿の惑星」に携われた喜びと共に、公開を迎える気持ちを興奮交じりに明かした。

さらに5月8日(水)、公開2日前に来日することを明かしたウェス監督は、「日本から生まれた文化や芸術が大好きで、僕はアニメと共に育ちました。今はちょうど『僕のヒーローアカデミア』を観直しているところだったので、日本に行くのをとても楽しみにしています。日本の皆さんに本作をお披露目することが待ちきれません」と、日本への愛と共に、来日へ向けた意気込みを語った。

■最終予告映像が解禁

また、本作の最終版予告映像も解禁された。

幸せな生活を送っていた若き猿・ノアは、巨大な王国を築く独裁者のプロキシマス・シーザーによって、愛する家族と仲間、そして村をも奪われてしまう。生き残った仲間たちを救い出す壮大な冒険へと出たノアは、秘密を握った人間の女性ノヴァと出会い、共に猿の独裁に立ち向かうことを決意する。

最終版予告映像では、そんな圧倒的なスケールで描かれる「猿&人間VS猿」の衝突を垣間見ることができる。