5月10日放送の「それSnow Manにやらせて下さい」(毎週金曜夜8:00-8:54、TBS系※2時間スペシャルは夜7:00-8:55)では、ラウールがダンスで世界一を目指すドキュメントを放送。真剣にダンスに取り組むラウールの姿に、X(旧Twitter)では番組名の「それスノ」や「ラウール」の個人名がトレンド入りするなど関心を集めた。

■ラウールが世界一を目指してダンス大会に出場

ラウールは、10歳のキッズダンサーのほなつちゃんと、世界中から約6万人が参加するダンス大会での世界一を目指し、アメリカで行われる本戦への出場権獲得のため、日本予選大会に臨んだ。

ラウールとほなつちゃんは、2023年4月28日に放送された番組オリジナルのダンス大会にほなつちゃんがキッズダンサーチームの一人として出場したことを機に出会い、2023年6月には、番組内でユニットダンスを披露。その際にほなつちゃんが「大会に一緒に出てみたい」と話したことから、2023年11月、ラウールが正式に「俺と一緒にダンスで世界一目指さない?」と誘い、今回の企画がスタートした。

2人が出場するのは、世界57か国で予選会が行われるストリートダンスの世界大会「WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP2024」。3月に行われた日本予選で優勝すると、日本代表としてアメリカで行われる本戦に出場できる。

人数や年齢制限によっていくつかの部門があり、2人が出場できそうな枠が、人数3人、年齢制限の無い「ミニクルー部門」になるため、もう一人のメンバーに、ほなつちゃんの姉で、チームで世界一を獲得した経験のあるゆいなちゃんを加えてチームを結成。

チーム名は3人の年齢が10歳、14歳、20歳、身長が128cm、145cm、192cmとデコボコなため、英語で「デコボコ」を意味する「Bumpy」に決定。振り付けはほなつちゃん、ゆいなちゃん姉妹のダンスの先生であり、指導したチームを世界一に導いた経験も持つ瞳先生に依頼した。

■ラウール、複雑な心境を吐露「プライドとか、恥ずかしさで言えなかった」

大会本番38日前、スピードが早く、細かい振り付けにラウールは苦戦。VTRで床に倒れ込むラウールを見た渡辺翔太は「珍しいね」と、普段とは違うラウールの様子に驚く。ラウールは「自分のダンス史上、一番ハード」と言い、ほなつちゃんとゆいなちゃんに対して「自分が足を引っ張ってる」と反省し、「今の自分の技量だとできない」と認める。

さらに3人の間には距離があり、チームとしての結束力に欠ける事態。ラウール自身、家族内でも末っ子で、Snow Manメンバーの中でも一番の年下ということで、自分より年下の人と触れ合う機会が少なく、距離感を「マジでムズい」と悩む。

24日前、ラウールは他の仕事との兼ね合いで思うように練習ができず、姉妹よりも振りの完成度が上がらない。瞳先生との間にも微妙な距離感ができてしまい、ラウールは「先生と、先生の生徒(ほなつちゃん、ゆいなちゃん)の空間に俺がポツンといる感じ」と言い、Snow Manである自分に気を遣う先生と思っていることが伝え合えないことに危機感を覚える。

そこで、ラウールと先生との間で話し合いを実施。お互いに言えなかったことを伝え合い、ラウールは無理だと思ったことも「プライドとか、恥ずかしさで言えなかった」と打ち明け、「本当に申し訳なかった」と謝罪する。阿部亮平は「これを言えるのもすごい勇気」と感心。結果的に二人の間のわだかまりが溶けた。

■「時には過剰な評価になる時もあるし、時には本当にいいものも色眼鏡をかけて見られてしまう」

ただ、まだチームの間の距離感があり、そんな時に、向井康二が練習現場を訪れる。コミュニケーション能力の高い向井は、3人の距離感を縮めようと奮闘。「(お互いを)知ることが大事」と諭し、ダンス以外の会話もするように促すと、クイズで場を盛り上げる。向井のおかげもあり、チームの結束力も高まると、一気にダンスの完成度が上がる。

大会前日、ラウールは「みんなで全力で練習できたから『悔いはないね』じゃなくて、勝たなきゃ意味がない」と言い「勝負強さを見せたい」と明言。また大手事務所の人気グループに所属してることで、「時には過剰な評価になる時もあるし、時には本当にいいものも色眼鏡をかけて見られてしまう」という葛藤も告白。「肩書のない世界で勝てるんだぞっていう証明をするために、肩書も何も関係ない世界に飛び込んで結果を残すことって自分にとってすごい意味のあること」と決意を語った。

本番当日。向井も会場に応援に駆け付け、緊張する3人の心をほぐす。優勝経験のあるチームや、世界大会に出場したメンバーがいるチームなどの強豪も出場する中、3人は最高のパフォーマンスを披露。ラウールもほなつちゃんも「楽しかった」と振り返る、満足のいく出来で、結果、1位を獲得。見事、8月にアメリカで行われる本戦への出場を決めた。

■Xでは「それスノ」「ラウール」がトレンド入り

Xでは番組名の「それスノ」とともに「ラウール」がトレンド入り。「Snow Manの末っ子がカッコよすぎる」「ラウールくんの嘘つかない性格本当に最高でした」「ラウールが勝ちにこだわる理由感動」「ラウールって見た目やパフォーマンスだけじゃなくて、中身も良すぎるよね」「アイドルとしての厳しい現実をちゃんと理解して、そのうえで本気で挑んでる」など、ラウールのダンスと向き合う姿勢や、その想いに対するコメントが多数上がった。

また、向井の登場により場が和んだことに対し「周りを笑顔にしてくれる康二くんの存在って素敵すぎる」「大きく手を広げてゆいなちゃんとほなつちゃんとラウールの3人を受け止め抱きしめてくれる康二くんグッときた」「こういう時メンバーがいるっていいね」など、メンバー同士のやり取りに対してもコメントが寄せられた。

ラウール自身も述べていたが、これまで積み重ねてきた「Snow Manのラウール」という肩書が必要とされない大会で結果を残す快挙と、地道に努力を積み重ねる姿勢が、多くの視聴者に感動を与える企画となっていた。世界大会での活躍も期待したい。

次回の「それSnow Manにやらせて下さい」は5月24日(金)夜8時より「2時間SP」として放送予定。