松山英樹プロの制覇に期待がかかるメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」をBS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて5月17日(金)〜20日(月)の4日間にわたって無料生中継する。また、「全米プロゴルフ選手権 2024」を皮切りに、5月31日(金)〜6月3日(月)の「全米女子オープンゴルフ選手権2024 presented by Ally 2024」、6月14日(金)〜6月17日(月)の「全米オープンゴルフ選手権 2024」も、それぞれ4日間連続生中継でお届け。そしてこの度、丸山茂樹が「全米プロゴルフ選手権」の見どころを語ったコメントも到着した。

■プロだけが出場を許される唯一の大会「全米プロゴルフ選手権」

開催が目前に迫った「全米プロゴルフ選手権2024」は、4つあるメジャー大会の中で唯一プロだけに出場が許された、“プロゴルファーのナンバーワン”を決める大会。今年の舞台となるのは、ケンタッキー州にあるバルハラ・ゴルフクラブだ。過去に3度「全米プロゴルフ選手権」を開催しており、1996年はマーク・ブルックス、2000年はタイガー・ウッズ、2014年はロリー・マキロイが勝利している。

ジャック・ニクラウス設計のコースは、見どころが満載。特に“GENUINE RISK(正真正銘のリスク)”と名付けられた7番ホールは、フェアウェイが2つに分かれており、短い方のルートを選択すれば50ヤードほどホールを短縮できるが、そのフェアウェイは26ヤードと絞られている。

また、13番は最も短いミドルホールだが、ティショットでは6つのバンカーを避け、セカンドでは大きな岩を20フィート近く積み上げた“浮島グリーン”を狙う名物ホール。どちらも、コースマネジメントからスピンコントロールまで、ゴルフの醍醐味が存分に味わえるホールといえる。

■丸山茂樹 コメント

今年の舞台となるバルハラ・ゴルフクラブは、私がPGAツアーに参戦し始めた2000年にも「全米プロ」が開催されたコース。要所に配置されたクリークや2段グリーン、グリーンサイドの深いバンカーなどが印象的で、今年もメジャーにふさわしいタフなセッティングが予想されます。いつも言っていることですが、メジャーで勝つにはドライバー、アイアン、アプローチ、パッティング、メンタルとすべての要素がつながらないとダメ。なにか1つでも欠けてしまうと、勝利は手にできないのです。

力と勢いのある日本勢には注目しています。松山英樹は、今年2月に約2年ぶりにPGAツアーで勝利するなど、間違いなく状態は良いと思います。スタッツを見てもショットは好調であり、大事な試合では必ず上位にいるのも素晴らしい点です。メジャーではやってくれるのではないでしょうか。

今季から米ツアーを主戦場としている久常涼や、今季欧州ツアーで結果を出した中島啓太、そして国内ツアーの開幕戦を制した金谷拓実ら勢いのある選手にも期待しています。またタイガー・ウッズの出場も発表されました。4月のマスターズでは思うようなプレーができなかったかもしれませんが、やはりスーパースター。ファンを魅了するプレーが見られるのではないでしょうか。

たとえ最終ホールでトップに立っていても、簡単に勝てるわけではないメジャーの舞台。誰がどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみにしています。