“スポーツの熱狂を先取りする”ことを目指す新感覚のスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(毎週日曜夜10:00〜10:30 ABEMA SPORTSチャンネル)#35が、5月12日に放送され、大谷翔平選手の“とある変化”を紹介した。

本番組は、現在、ABEMAでレギュラーシーズン公式戦324試合を生中継しているメジャーリーグベースボール(以下、MLB)や、サッカー日本代表選手がプレーする欧州サッカーなど注目スポーツの最新情報を毎週日曜に生放送で公開している。本放送回では、コメンテーターとして、元サッカー北朝鮮代表の鄭大世、元プロ野球選手の杉谷拳士、タレントでグラビアアイドルの鈴原すずが出演、進行をタレントで女優の森香澄が務めた。

■“とある変化”

番組では、杉谷が、ロサンゼルス・ドジャースの大谷選手の“とある変化”を紹介した。杉谷は、5月7日のマイアミ・マーリンズとの一戦で、大谷選手が3試合連続で放った11号ホームランの「打球音」に注目し、推定134メートルの特大弾は、現地実況に「ショットガンのような音」と評されるほどの大きな打球音が球場にひびきわたった。

すさまじい音が鳴りひびいた理由について、杉谷は「大谷選手は昨シーズンからバットを変更していて、硬い素材のものになった。これによって、ボールに強い衝撃を与えることができて、音が爆発的なものになる。ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手など、パワーヒッターたちも同モデルを使っている」と解説する。

これを聞いた鈴原は、「杉谷さんが大谷選手と同じバットを使っても飛距離が伸びますか?」と質問すると、杉谷は「すてきな質問をありがとうございます(笑)」とタジタジとなり、「力のある選手が使わないと、そこまで伸びない。僕は大谷選手ほどの力はなくて、ものスゴく力が小さいバッターなので……」としょんぼり言うのに対し、森は「そんなに謙遜しなくても(笑)」とツッコミを入れ、笑いを誘った。

さらに、杉谷は「大谷選手は、バットの長さも伸ばしたみたいだけど、これはすごく勇気のいること。体の動かし方を一気に変える必要があって、適用できるかを考えると、ふつうの選手はなかなかできない。大谷選手だからこそできたことだと思う」と元チームメイトを称えた。

■「ガチのサッカーファン」

また、番組には、「ガチのサッカーファン」として頭角を現している鈴原が初出演した。鈴原は初の生放送出演となり、緊張しながらの自己紹介で、「幼い頃からFC東京が好きだけど、今はJ1とJ2リーグのすべての試合を配信でチェックしています」と大のサッカー好きをアピールすると、鄭は「ハイライト動画じゃないですよね?」と衝撃を受ける。鈴原は「あまりハイライト動画は見ていない」とかなりの試合数をフルで観戦していることを明かすと、鄭は「スゲェー! 寝る時間ないっすね」と驚きの表情を浮かべた。

また、鈴原は、都道府県主催試合で主審、副審ができるJFA公認の「サッカー3級審判員」を保有していることが紹介されると、鄭は「3級!?」と再び仰天した上で、「僕も大学生の時に『3級を取れ』と言われたけど、むずかしすぎて断ったんです(笑)。3級は実技審査もあるので、そうとう気合いが入っている“ガチメン”じゃないと取れない」と難易度の高さを証言した。鈴原は資格取得の理由を「審判が批判されているシーンを見かけることが多い。そんななかで、『審判の視点を知らずに、一方的に叩くのはどうなのかな?』と思ったことがキッカケです」と語った。

番組内では、プレミアリーグとブンデスリーガで今シーズンの下半期に生まれたスーパープレーの番外編として、ブンデスリーガのヴォルフスブルクとFCケルンの一戦で、副審にボールが直撃して続行不可能になるも、たまたま会場にいた審判員の資格を持つ男性が立候補し、急きょ審判を務めたことを紹介した。進行の森が「もし鈴原さんがこの場に遭遇したらどうしますか?」と質問すると、鈴原は「審判は事前の準備が大事になってくるので、あそこで行けたのはスゴい。度胸がある」と立候補した男性を絶賛していた。