なかやまきんに君の初冠番組「きんに君のパワー旅〜日本のウマい!を勝手にPR〜」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext<263ch>]、翌週朝7:00-7:29[BSフジ])の第6回が、5月11日に放送された。今回は宮城県名取市を舞台に、“筋肉質”なパワー食材をPR。何かがありそうだという予感に期待するきんに君の前に現れたものは、ヤギだった。

■“ヤギ語”をマスターしていると語るきんに君

今回の舞台は宮城県名取市。名取市には、知る人ぞ知るパワー食材があるという。街中を歩いていたきんに君が見つけたのは、農家の方に飼われているヤギ。さっそく農家を営む三浦さんに「世の中に埋もれているパワー食材を探して旅してるんですよ」と目的を伝えつつ、「ヤギですよね!?」と目を合わせる。

しかし三浦さんは「食材じゃないですよ!?」とヤギをかばいながら即答。「違いますよね!」ときんに君のひとボケが終了したところで、ユキちゃんという名前のヤギに向き合う。するときんに君は突然したり顔を浮かべ、「実はですね、私…ヤギの言葉が喋れるんです」と驚きのワードを口にした。

疑われつつ、ヤギの声真似をしながら身振り手振りでユキちゃんに声をかけるきんに君。ちょっと頭突きをされそうになって慌てる一幕もありつつ、ひと通りのやり取りを終えたところできんに君が高笑いを上げた。よほど面白いやり取りがおこなわれたのかと思い、三浦さんが満を持して「何て言ってたんですか」と聞く。

しかしやはりと言うべきか、返ってきた答えは「わかりません!メェーッ!」。「すいません、全然わかりませんでした」と小ボケだったことを謝罪しつつ、本題へ入る。改めて三浦さんが何を作っているのか聞いてみたところ、「せり」を作っているという。ということで、今回のパワー食材「せり」についてPRしていくことに。

宮城県はせりの収穫量が全国1位であり、その中でもこの名取市での生産が大半を占めているとのこと。案内された田んぼには大きなせり畑が広がっていた。丁度春先が旬であるとのことで、体験として収穫のお手伝いをさせていただくことに。教わりながら手際よく収穫するきんに君を見て「筋が良いですね」と三浦さんが褒める。

「いやぁ、お笑いではホメられたことがないんですけどね」ときんに君の乾いた笑い声が田んぼに響くと、「そうなんですか…色んな才能があるんだと…」とフォローしてくれる三浦さん。しかしその返答に、きんに君は「三浦さんそこは否定しないんですね」と自虐ネタを重ねるのだった。

■手作業での収穫が行われる繊細なせりが持つパワー

頑張って収穫したせりを使った料理もいただくことに。最初に振る舞って頂いたのは「せり焼き」という常備菜。せりを油揚げと糸こんにゃく、白だしで合わせて作るもので、保存も効く常備菜として愛されているそうだ。炒めたせりや油揚げ、糸こんにゃくを炒めた後に白だしで和えたものだ。

ほかにも、おにぎりや味噌汁の具にせりを使った「せりのおにぎり」、「せり入りのなめこ汁」を振る舞って頂くきんに君。しゃっきりとした心地よい食感が非常にマッチしており、「何にでも合いますね」ときんに君もハイテンションに。ユキちゃんの前まで駆けていき、すかさず「パワァーーーー!!!」tpその美味しさに声をあげるのだった。

今回の目玉・パワーメニューは「せり鍋」で、しゃぶしゃぶ鍋の要領でいただくものだという。せり鍋専用の鍋に鶏むね肉を入れ、その後にせりを山盛りに投入していく。じっくり煮込まず、火が通った程度のシャキシャキ感を味わうパワーメニュー。あっさりとしただし汁に、鶏肉の旨味が沁み込んだ最高の一杯だ。

せりの食感とだしの優しい味付けに、大喜びのきんに君。葉から根まで丸ごと食べられるせりの魅力に感動し、またもやユキちゃんの前で「パワァー!!!」と叫ぶ。ユキちゃんも慣れたのか、今度は鳴き声を返してくれた。

次回第7回の放送は、BSJapanextで5月18日(土)から放送・配信予定。さらにBSJapanextの放送から1週間後にはBSフジで同回を放送、BSフジの放送後からはTVerにて見逃し配信がおこなわれている。

■ヤギのユキちゃんも巻き込んでいくきんに君のギャグセンス

これまでも一般の方を巻き込んでの小ボケは多かったが、今回はまさかのヤギを巻き込んだ小ボケもキメたきんに君。「ヤギの言葉が話せる」と言い出したときのフリ・オチはまさにいつもの流れだったが、とっさに思いついたのか、はたまた温めていたのか。

せり料理の感想をユキちゃんにぶつけた際は、あいにく用を足すタイミングに重なるというハプニングも。ただスベり芸を持ち味にしているきんに君にとって、こうしたハプニングやヤギの塩対応も笑いに変わるのが大きな強みだ。

次回は果たしてどんなボケを見せてくれるのか。PR食材だけでなくきんに君の予想もつかない挑戦に、今から期待が膨らんでしまう。