内野聖陽が主演を務め、岡田将生が出演する映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」が11月に東京・新宿ピカデリーほか全国公開されることが決定し、2人が演じるキャラクターの場面写真が公開された。

■「カメラを止めるな!」上田慎一郎監督最新作の痛快クライム・エンターテイメント

本作は上田慎一郎監督が「カメラを止めるな!」(2017年)公開前から動いていた渾身のプロジェクト。ソ・イングクとスヨン、マ・ドンソクの共演で日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師〜38師機動隊〜」を原作に、上田監督が存分にオリジナリティを加えた作品。

主演は「きのう何食べた?」(テレ東系)シリーズや、公開の控える映画「八犬伝」にて葛飾北斎を演じるなど話題作への出演が続く内野聖陽。税務署に務めるマジメで気弱な中間管理職の公務員でありながら詐欺師と組んで、脱税をひた隠す大企業から未納の10億円を徴収することになった男・熊沢二郎を演じる。

熊沢と異色のタッグを組む天才詐欺師役には、今年公開の映画「ゴールド・ボーイ」の怪演も話題となり、「ラストマイル」などの公開も控える岡田将生。頭脳明晰で素早い判断力に大胆な話術と行動力を持ち合わせる天才詐欺師で、熊沢とともに壮大な詐欺を企てる男・氷室マコトを演じる。

マジメな公務員×天才詐欺師の異色のタッグが、クセ者ぞろいの詐欺師集団<アングリースクワッド>を結成して挑む。税金問題に対する国民感情(アングリー)を発散させる痛快クライム・エンターテイメント。

■内野聖陽 コメント「元気な娯楽映画が出来上がった」

上田慎一郎さんから一緒に映画を造りたいと言われて、どれ程の時間をかけてここまで来たか。韓国ドラマを下敷きに自分の作家性を詰め込んだ映画を撮りたいんだという情熱がすごかった。「『ここまで大きな商業映画』は初めてです!」という言葉がかなり印象に残っています。

ショーギョーとかゲージツとかそんな区分けはどーでもいいからおもろい映画を作ろうということで走り出しました。台本打ち合わせをやるたびにシナリオの精度を上げてくる気迫に感心したのを覚えています。

撮影は8月のうだるような暑さの中で始まりました。途中監督がコロナに罹患し、事務所からリモート演出というのも新鮮でした。スタッフプロデューサー陣も初めてのことだらけで、現場の混乱も少なからずありましたが、元気な娯楽映画が出来上がったのではないかと思っております。お客様の皆さんが、どう見てくださるのかとても楽しみです!

■岡田将生 コメント「公務員と詐欺師の組み合わせにまずはびっくりした」

公務員と詐欺師の組み合わせにまずはびっくりしたのを覚えています。面白い組み合わせだなと。内野さんとのお芝居をとても楽しみにしていたので間近で役を構築していく様はとても勉強になりました。そして、お互いの利益の為に手を組みながらも徐々に距離が縮まっていく関係性に僕は惹かれたんだと思います。

掴みどころがなく、ふわふわと舞いながらも一点を見つめているこの役は面白かったです。監督、キャスト、スタッフの皆さんと意見を出し合い作った作品です。是非観ていただけたら嬉しいです。

■監督・上田慎一郎 コメント「最高のエンターテイメント映画に仕上がった」

2018年、まだ「カメラを止めるな!」の公開前でした。試写でカメ止めを観てくださった伊藤主税プロデューサーから「一緒に映画を創りませんか?」と声をかけて頂いたのが始まりです。それから6年。映画が完成するまで、本当に色んなことがありました。

度重なる脚本直しを経た頃にやってきたコロナ。世界の空気は一変し、脚本も大幅な修正を迫られました。主演の内野さんとは撮影前から何度も脚本打ちを重ねました。毎回、内野さんは付箋のぎっしり貼られた脚本を抱えてきました。

コロナ再拡大による1年の撮影延期を経て、迎えた2023年夏、ついにクランクイン。撮影は、内野さん、岡田さんを始め、映画界の猛者たちと共に本音で意見をぶつけあわせる日々でした。とてもハードで、そして、とても幸せな時間でした。

ついに皆さまにお届けできる日が近づいてきました。ドキドキしています。でもそれ以上にワクワクしています。胸を張ってお届けできる最高のエンターテイメント映画に仕上がったと思っています。今年11月の公開を楽しみにお待ちください!