石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第7話が、5月21日(火)に放送される。

■20年の時を超える“サスペンス×ラブストーリー”

石原が3年ぶりの連続ドラマ復帰を果たす本作は、ドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズ(2003年ほか、フジテレビ系)、「友情〜平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』〜」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる脚本家・吉田紀子による完全オリジナル作品。

横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原)は、中学3年生の時に検事だった父・英介(佐々木蔵之介)を亡くし、それを機に父と同じ道を志す。長野の大学へ進学した奏は、そこで出会った仲間や恋人とかけがえのない時間を過ごすが、友達だったカオリ(田中みな実)の身に起きた“ある事件”を機に彼女の青春時代は終わりを告げてしまう。

それから12年、事件以降姿を消していたかつての恋人・真樹(亀梨和也)と偶然再会した奏は、封印してきたカオリの事件に再び向き合うことに。待ち受ける運命に翻弄される二人を描く、20年の時を超える切なくも濃密な“サスペンス×ラブストーリー”だ。

■空白の12年と真樹の思い…切なすぎる取り調べが展開された第6話

5月14日に放送された第6話では、真樹の実家が放火され、弁護士の父・浩一郎(仲村トオル)は意識不明の重体に。真樹はその日実家を訪れており、付近を警戒中の「自分がやった」と犯行を自白。ニュースで真樹逮捕の報道を見ていた奏に、貴志は「彼は、君のために(実家に)火を付けたのかな」と問いかける。

そんな中、奏は大畑から真樹の事件を担当するよう言い渡される。動揺を抑え込み検事として真樹と対峙した奏は、事件について取り調べを開始。「自分が放火した」と主張する一方、時に黙秘するなど不可解な態度を取る真樹に、奏は違和感を抱く。

翌日の取り調べ中、奏は事件の糸口を探ろうと、真樹に生い立ちや“12年前の事件”の後どこで何をしていたのかなどあらゆる質問を投げかけていく。甘ったれた大学生活から生き方を変えようと東北でボランティアをしていたこと、大学時代奏たちと過ごした“あの頃”が一番幸せだったこと、奏の元を去った本当の理由…。真樹の一つ一つの言葉に、奏は思いがあふれそうに。

そして、取り調べで生じた数々の疑問点を精査するため、奏は真樹の勾留延長を決定。だが、その夜真樹は留置場で吐血し病院へ運ばれたため、勾留は中止される。「友人」として病室を訪れた奏は、真樹から「逃げない? 2人で。奏と一緒に見たい、あの星空を。2人だけで」と禁断の誘いを受け…。

奏と真樹のスリリングな取り調べシーンを中心に展開された第6話には、SNSも大盛り上がり。真樹が愛の告白をした病院でのシーンには、「こんな状態でこんな愛の告白するなんてどこまでずるいんだよ真樹」「最後の最後にまたこの手の繋ぎ方してくるなんてあまりにも罪深い男すぎる」と、多くの視聴者がもん絶。石原と亀梨の演技合戦にも絶賛の声が相次いだ。

■「Destiny」第7話あらすじ


第7話では――

真樹(亀梨和也)が吐血し倒れたと知った奏(石原さとみ)は、真樹の主治医でもある恋人・貴志(安藤政信)の言葉に背中を押され、病室の真樹に付き添うことに。目を覚ました真樹は、「一緒に逃げない?」と奏を誘う。翌朝、真樹は足元もおぼつかないほど弱っていながら密かに病院を抜け出し、長野へ向かう長距離バスに乗車。発車直前となったその時、奏もバスに飛び乗ってくる。

その頃横浜地検では、真樹が姿をくらますというよもやの緊急事態に騒然となる。支部長の大畑(高畑淳子)や事務官の加地(曽田陵介)らは奏に必死で連絡を取ろうとするが、奏のスマートフォンの電源は切られたままで繋がらない。

一方、自宅にいた貴志も、病院から真樹がいなくなったと連絡を受ける。さらに、大畑からも奏の様子を伺う電話がかかってきたことで、奏と真樹が2人でいることを確信。クローゼットや机の引き出しなど、いなくなった奏がどこへ向かったのか痕跡を探し始める。

被疑者が逃亡するという事態に神奈川県警が緊急配備を敷く中、奏と真樹はレンタカーで思い出の場所に向かい、幸せだった大学時代に思いを馳せる。「担当検事」と「被疑者」という関係になった初恋の2人が禁断の逃避行を続ける中、奏が強い信念で下した決断とは…。

――という物語が描かれる。

■真実への扉は開かれるのか…予告動画にも注目

公式ホームページなどで見ることのできる予告動画では、検事である奏と被疑者の真樹が許されない逃避行を始める様子が。「奏と一緒なら、死んでも良いな」「夢が叶った」など、まるで自らの死期を悟ったかのような真樹の言動にザワザワさせられる。

真樹の“タイムリミット”が迫る中で、奏が刑事の渡辺(板尾創路)から放火事件にまつわる新たな証拠を示される場面も。「真実を突き止めるのが、私の仕事だから」と語った奏は、第7話で“真実の扉”を開くことができるのか。今回も目が離せない。

ドラマ「Destiny」第7話は、5月21日(火)夜9:00よりテレビ朝日系にて放送。