京本大我(SixTONES)と古川琴音が5月21日、都内で行われた映画「言えない秘密」完成披露試写会に共演の横田真悠、尾美としのり、河合勇人監督と共に出席。古川が撮影中の京本とのエピソードを暴露し、京本が「本当に申し訳ない」と謝罪する場面があった。

■古川琴音、京本大我の握力の強さに驚き

京本がSixTONESとしてデビュー後、初の映画単独主演を務め、古川が初めて恋愛映画のヒロイン役に挑戦する本作。

タイトルにちなみ“言えない秘密”を明かす場面で、古川は「京本くんの握力が強くてですね」と切り出し「すごい良いシーンだったんですよ。ぎゅって握ってくれたときに私の指の関節がポキポキって(笑)」と撮影のときのエピソードを暴露。

「すごく気持ちを込めていらっしゃるし、集中していらっしゃるから言えなかったけど、『痛っ!』って一瞬思いました(笑)」と明かした。

■京本大我「一つのことにしか集中できなくて…」

京本は「本当に申し訳ない」と言いながら「握力が強いというわけではなくて、一つのことにしか集中できないんです。お芝居中はお芝居のことしか考えられなくなっちゃう」と告白。

「どのくらい力が入っているのかなど考えられないくらい頭が回らなくなってしまう」と口にし、「芝居の熱量の方しか考えられなくなっちゃう。本当に生きてて良かった。カットがかかるのが遅かったら大変なことになってたかもしれない(笑)」と安堵していた。

■古川琴音が京本大我のピアノの腕前を絶賛

作中で京本と古川は連弾にも挑戦。クランクインの前からピアノの練習を通して交流を持っていたそうで、京本は「撮影期間中もちょっとでも隙があれば、どっちかがやっているところに入って自然と連弾が始まるとか」と撮影中のエピソードを明かす。

古川も「どの現場でも近くにピアノがある環境だった」と言い、「学校で撮っているときもピアノがある教室に行って、どちらかの音が聞こえたら教室をのぞきに行って『空いてる?』みたいな。そんなテンションで二人で練習して、撮影期間中はずっと練習をしていました」と回顧。

京本は「本番の撮影のときはガチガチではなく、いい緊張感だった」と口にし、「琴音ちゃんは経験者でもあるし、堂々と弾いてくださるので、それに乗っかった気持ちで楽しく連弾のシーンができました」と振り返った。

古川は、京本のピアノの腕前について「改めて思うとほとんど独学で、クラシックは0から始めたのにあれだけ弾けるのがすごいなってくらい上手だった」と絶賛。

「ショパンはクラシックの中でも難しいと言われている」と説明し、「びっくりして。(クランクインの)1カ月前とか同じ時期に始めたと思っていたから、いつどこでそんなに練習してたんだろう?って思って。さっき共同の取材で『3カ月前からやってました』って聞いて、安心したけどそれでもおかしいよなってくらいちゃんと弾いてました」と京本を称えていた。

映画「言えない秘密」は6月28日(金)から全国で公開。

■映画「言えない秘密」あらすじ

過去の出来事からトラウマを抱えた音大生・湊人(京本)は、どこか謎めいた雰囲気のある雪乃(古川)が奏でるピアノの音色に導かれ、運命的な出会いを果たす。

自然と引かれ合い、雪乃の天真爛漫なキャラクターと心動かすピアノ演奏は、湊人が抱えるトラウマを癒し、やがて2人で過ごす日々はいとおしくかけがえのないものになっていく。

しかし、ある日突然、雪乃は湊人の前から姿を消してしまう。

◆取材・文=山田果奈映