駒木根葵汰、新原泰佑がW主演を務める木ドラ24「25時、赤坂で」(毎週木曜夜0:30-1:00ほか、テレ東系ほか)の第6話が5月23日に放送された。羽山(駒木根)に忘れられない人がいると聞いて白崎(新原)がショックを受ける様子が描かれて胸が痛んだ。(以下、作品のネタバレを含みます)

■「25時、赤坂で」とは

同作は夏野寛子による同名漫画を原作に、芸能界、俳優同士の恋愛を切なく美しく描くラブストーリー。新人俳優の白崎由岐は、大学の先輩で人気俳優・羽山麻水が主演するBLドラマ「昼のゆめ」の相手役を務めることになり、“役作りのための恋人関係”を結ぶ2人を描く。

人気俳優で白崎の大学の先輩でもある羽山を駒木根、新人俳優で気が強くて不器用なところのある白崎を新原が演じる。また、羽山の同期で「昼のゆめ」の共演者・佐久間はじめ役に宇佐卓真が、佐久間の後輩で同じく「昼のゆめ」の共演者・山瀬一真役に南雲奨馬が扮(ふん)する。

そして、新原演じる白崎のマネジャー・篠田翔太役に橋本淳、羽山のマネジャー・明野圭役に片山萌美。さらに、羽山と白崎のとある重要なシーンに登場する三原望役を篠原悠伸が、「昼のゆめ」のプロデューサー・牧田大輔役を福津健創、ドラマオリジナルキャラクターで「昼のゆめ」監督・川田明日香役を今川宇宙が務める。


■白崎は羽山も自分のことが好きなのではと期待を募らせる

新人俳優の白崎由岐はオーディションでチャンスをつかみ、大学の2年先輩で人気俳優の羽山麻水が主演する深夜ドラマ「昼のゆめ」の相手役として抜擢される。初めての大役に白崎は思い悩み、羽山の提案で二人は撮影が終わるまでの間、“役作りのための恋人関係”を結ぶことになる。

温泉でのキスシーンを経て、自分の中の羽山への恋心を確信した白崎は、偶然耳にした山瀬との話から羽山も自分のことが好きなのではと期待を募らせる。いつものように役作りで二人きりの時間をすごしても、白崎は役柄ではなく本当の自分の気持ちばかりあふれてくる。

■佐久間「あいつ、ずっと忘れられない子がいるんだよ」

そんなある日、撮影現場で佐久間が羽山と共演女優の熱愛ニュースをスマホで見ていると、それを山瀬がのぞき込んで「これってほんとなんすか?」と聞く。佐久間は「デマに決まってんじゃん」と言うと、白崎が恐る恐る「デマなんですか…?」と訪ね、佐久間は「うん」とうなずいて笑う。

山瀬が「でも、実際、羽山さんめっちゃモテるでしょ。なのに全然こういううわさ聞かないっすよね」というと、「あー、それね…」と意味深に言う佐久間。山瀬が食い付いて「何?なんか知ってんすか?」と突っ込むと、佐久間は「あいつ、ずっと忘れられない子がいるんだよ」という。「マジっすか、誰っすか?」と山瀬がさらに聞くと「そこまでは知らないけど。でも、あれは絶対好きだね」と佐久間が言う。

そこで山瀬と佐久間は撮影に呼ばれ、白崎は取り残される。「好きな人…麻水さんに、好きな人…」と白崎は心の中でつぶやいて考え込むのだった。

羽山も自分に気があるのではないかと内心浮かれていた白崎がショックを受ける様子に胸が痛んだ。

◆構成・文=牧島史佳