主演ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)の初回がTVerで300万回再生を突破するなど話題の山下智久。そんな中、あらためて注目を集めているのが、同じく“命”をテーマにした山下の代表作「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(2008年ほかフジテレビ系)だ。現在FOD・TVerで展開中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」にもピックアップされた同作、最終回は山下演じる藍沢耕作ら“翔北救命救急センター”の面々それぞれの成長が印象深く描かれた。

■大規模事故で4人のフェロー全員が現場へ

藍沢、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)が翔陽大学附属北部病院救命救急センターで研鑽(けんさん)を積み、一人前のフライトドクターへと成長していく姿を描いた「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ。その1st season最終話では、高速道路トンネル内での大規模な多重衝突事故が描かれた。

現場に到着した藍沢は、フライトナースの冴島はるか(比嘉愛未)とともにトンネル内へ。トラックの下に潜り込むようにして挟まれた患者を発見し、その場で切開して止血を試みる。一方緋山はヘリで患者を配送中、容体急変を受けてエコーもガイドワイヤーもない機内で難しい処置に挑む。

先輩ドクター・黒田脩二(柳葉敏郎)に「お前がヘリに乗ることは将来的にもない」とまで言われた落ちこぼれ・藤川は、混乱する現場の状況を知り、現場に行かせてほしい、と初めて黒田に申し出る。そして第8話で黒田が腕を切断するきっかけを作ってしまった白石は、消防隊から避難指示が出る中、患者を置き去りにはできない、と治療継続を訴える。

■「誰よりも多くヘリに乗れ」

フェローたちそれぞれが悩みながら困難に立ち向かう姿を描いてきた1st season。最終回で描かれたのも、決して明るく華やかなラストではない。藍沢は「俺たちが救ったのは6人。その倍の、12名が亡くなった。俺たちは、なす術がなかった」と吐露し、明るさが取り柄の藤川ですら「救えなかったことしか覚えてない」とうなだれる。

だがどんな今日を過ごしても、明日は必ず来る。黒田から「もう気に病むことはない。誰よりも多くヘリに乗れ」と彼らしい許しの言葉をかけられた白石は、退職の意思を撤回。もう一度フライトドクターへの挑戦に向き合うことを決める。現実の無常さに打ちひしがれながらも、一人でも多くの命を救うためまた立ち上がる強さを見せ始めた4人の姿が印象的だ。この1st seasonで人気を呼んだ藍沢たちの成長のドラマはこの後、2nd season、3rd seasonと回を重ねていく。

今年4月からFODでは、本作を含めた人気のフジテレビドラマを毎月5作品分、FOD・TVerにて順次無料公開中。6月は「SUITS Season2」(2020年)や「失恋ショコラティエ」(2014年)などがラインナップされている。