元・テレビ東京のプロデューサーで、現在はフリーのテレビマン・佐久間宣行氏がメインパーソナリティの「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が6月12日にライブ配信アプリ「17LIVE」にて生配信された。生配信では番組収録の様子やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え本編放送後のイチナナ限定アフタートークも見ることができる。

■「僕らのコントって、どっちがどっちをやってもいんですよ」

この日も黒いTシャツ姿で登場した佐久間氏は、 「ニッポン放送 SPECIAL WEEK」としてのゲスト・渡部建(アンジャッシュ)と共にアンジャッシュ結成秘話についてのトークを展開。佐久間氏がふと「俺、アンジャッシュってどういう経緯で組んだのかとか、知らないなって」と口にすると、渡部は「高校の同級生なんですよ。クラスメイトです」と話し始める。

「児嶋(一哉)が、ヒロミさんの中学の後輩なんですよ。で、ヒロミさんの妹とクラスメイトで、お笑いやるって言って。その伝手を辿って(プロダクション)人力舎にいくんですよ」とまさかの繋がりを明かした渡部は、「でも、ヒロミさんがもう独立しちゃってたんですよね。で、ヒロミさんのところに児嶋は弟子入りにいくんですよ」と続ける。

それを聞いた佐久間氏は「え!? 児嶋さんってヒロミさんに弟子入りしにいったんですか!? 全然知らない!」と驚きを見せ、渡部が「結局ヒロミさんは『弟子はとらないけど、俺が元々いた事務所がなんとこのたび東京で養成所を作る。だから、そこ行けば?』って言って、スクールJCAっていう。まだNSC(吉本総合芸能学院)が東京にない頃に、東京で始めての(お笑い)養成所に児嶋が入るんですよ」と語っていく。

「で、ここでもうほとんど誰もいない、 6〜7人ぐらいしかいないし組む人がいないってなって、それで高校の同級生だった僕が1年半後ぐらいに呼ばれて行くんですよ」と渡部が自発的に芸人を目指したわけではなかったことを明かすと、佐久間氏は「へぇ〜。え!? 児嶋さんがお笑いに誘ったんですか? 全然逆だと思ってた」と目を見開いた。渡部は「いや、もう人力舎も(児嶋が)ヒロミさんの八王子の後輩っていう、そういうルートです」と人力舎に入った理由をコメント。

佐久間氏が「ネタ作りって、あの芸風になってったのって、いつからなの?」と話を展開させると、渡部は「(結成当時は)普通にやってたんですけど、やっぱりあんまり上手くいかなくて。3〜5年後ぐらいにたまたまちょっとストーリー性があるネタができて、それをやったんですよ。すれ違いコントの原型みたいなもの」と振り返る。

続けて、「そうしたら一気に賞を貰ったりだとか、ライブの評論家とかにすごく褒めていただいたりだとか。あ、俺らみたいな中肉中背の個性がない二人はこれなんじゃないかってことになって。俺らの強みは脚本を邪魔しないキャラクターがあると」と“すれ違いコント”はたまたまできたことを明かす渡部。

それを聞いた佐久間氏は「あ、そうだ。アンジャッシュって元々20代の頃ってどっちも不細工ではないって悩んでましたよね?」と思い出し、渡部が「本当にどこもいじられないし。今じゃ考えられないですけど、『インテリ都会派コンビ』って呼ばれてたんですよ」と頷いた。佐久間氏は「言ってた! そうだそうだ」と声を弾ませ、「児嶋さんなんか『いじるところないだろ』って言われてたんだから」と豪快に笑う。

その言葉に首肯した渡部は、「しかも超特徴的なのは、僕らのコントって、AとBで書いてて最後の9割ぐらいできたときにこれどっちがどっちやろうかみたいな作り方なんですよ。つまりどっちがどっちやってもいんですよ、あれ」とぶっちゃけ、佐久間氏が「あ、じゃあもう本当アンジャッシュの個性がないっていうのが…」と“個性がない”からこそのネタであり、“個性がない”こその強みであることに納得していた。

さらに渡部は「ボケがいないんであのコントって。一生懸命やってる二人が客観的に見て面白いっていうだけなんです」と呟き、「ボケじゃないじゃないですか? だから、本当にどっちがどっちをやってもいいっていう特殊な作り方でしたね」とアンジャッシュならではのネタ作りであることを告白した。

■「一個だけ渡部さんやっぱりブランクがすごくあったんですよ」

イチナナ限定アフタートークでは、本編にゲスト出演した渡部についてのトークに花を咲かせる佐久間氏。「ということで、渡部さんにはエンディングまでいていただいてね」と口火を切った佐久間氏は、「渡部さんにはもう全部お話いただいて」と楽しんだ余韻に浸る。だが、「ただですね、あの〜…一個だけ渡部さん、やっぱりブランクがすごくあったんですよ」と指摘した佐久間氏は、「トークは全くなかったでしょ? トークは全くなかったんだけど、渡部さんね…ずっとね…違う方のカフを上げてたんですよ」と渡部のミスをいじり、爆笑していた。

配信画面には、深夜3時過ぎにも関わらず、リスナーから「神回!!」「今の渡部さん最高www」「めちゃくちゃ面白かった(笑)」等のさまざまな温かいコメントが寄せられた。