モーニング娘。の元メンバーの加護亜依の単独ライブに密着したインタビューが、エンタメ情報のニュース番組「ABEMAエンタメ」(毎週月〜木曜夜11:00〜深夜0:00 ABEMA NEWSチャンネル)で全編無料配信されている。

■「ライブチケットが売れてません」

加護は、「ライブチケットが売れてません」というタイトルでYouTube動画を公開し、ネット上で話題になった。このライブを2日後に控えた加護に話を聞くと、「ライブ会場の席数300のうち、100枚のチケットが売れていないんです。『加護亜依って人気ないじゃん』と思ってる。昔、トップアイドルだったのに、そんなのおかしい(笑)」と変わらぬ明るいキャラクターをのぞかせるとともに、「スカスカになってしまうかもしれないと思うと、本当にショック。何が何でもチケットを売らなきゃという気持ち」とあせりをあらわにした。

また、「『あこがれていました』とか、『ずっと大好きでした』とか、本当にたくさん言われるんです。だけど、ライブには来てくれない。どうして?と考えた時に、私のイメージが悪すぎるんだと思った。本当は悪い子じゃないのに、いろんなことが起きるから、悪い子みたいに思われちゃうんです」と複雑な心境を吐露した。

たび重なるスキャンダルが報じられるたび、同時期にモーニング娘。に加入し、ユニットでもともに活動した辻希美と比較するコメントが寄せられる。これらの声に対し、加護は「仕方ないですよね、私たちは“ニコイチ”だから。でも、私たち自身はくらべたことはない。ひとりひとりみんな人生は違う。『のんは順風満帆でいいな』と思うことも多少はあるけど、私も超幸せに生きている。そんなふうに思わないでほしい」と語った。

■「ウソ!?」

ついにライブ当日を迎え、その本番直前にチケットの売れ行きが発表され、売れ残っていた100枚中60枚が売れたという結果が伝えられると、加護は「ウソ!?」と驚く。そして、すぐさま「次回は完売できるように、今日のライブは『また行きたい』と思ってもらえるようなものにしたい」と背筋を伸ばした。

また、加護は「昔は大きい会場でやらせてもらっていて、そこはステージと客席が遠いから、緊張はあまりしなかったけど、今はお客さんがすぐそこにいたり、ファンの人の声が届きやすくなったりした。そういう意味では、今のほうが緊張しますね」と語り、ステージへ向かった。

モーニング娘。のヒット曲や現在の加護のメッセージがこめられた楽曲などを披露し、ライブは大盛況のうちに幕を閉じた。ライブを終えた加護は「お客さんがたくさん来てくださって、本当にうれしかった」と充実の表情を見せ、続けて「歌はいろんなことを思い出させてくれたり、メッセージになったり、できることがたくさんある。私も歌にすごく助けられているので、これからも歌い続けたい」と今後の展望を語り、「私が歌ったり踊ったりして、体力的にがんばれるのは、あと10年もないと思っている。あまり時間がないので、一生懸命がんばって突っ走る」と笑顔を見せた。

また、ライブ会場には長女のみなみちゃんと長男のよしつぐくんの姿があり、みなみちゃんに母の加護はどんな存在なのか聞くと、「ママはどんくさくて不器用だけど、寝るひまをけずってまでお弁当とか作ったりしてくれるから、最高のママだと思います。いつも友達に自慢してる」と語り、加護も家族の存在を「活動の源。自分の一部だからです」と目を細めた。

密着の最後には、波乱万丈な人生を歩み続ける加護に「今、幸せですか?」と尋ねると、「マックス幸せです。自分ががんばってきたことに何ひとつむだがないからです」と胸を張った。