“スポーツの熱狂を先取りする”ことを目指す新感覚のスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(毎週日曜夜10:00〜10:30 ABEMA SPORTSチャンネル)#41が、6月23日に放送され、特別ゲストにサッカー日本代表の遠藤航選手を迎えた。

本番組は、現在、ABEMAでレギュラーシーズン公式戦324試合を生中継しているメジャーリーグベースボール(以下、MLB)や、サッカー日本代表選手がプレーする欧州サッカーなど注目スポーツの最新情報を毎週日曜に生放送で公開している。

本放送回では、サッカーのメインコメンテーターとして元サッカー日本代表の槙野智章、ゲストコメンテーターとして見取り図の盛山晋太郎、進行にフリーアナウンサーの福田典子が出演した。

■「遠藤航スペシャル」

本放送回では、「遠藤航スペシャル」と題し、サッカー日本代表のキャプテンを務める遠藤選手に「いま聞きたいこと」をぶつけていった。

“シーズンオフだからこそ聞けること”を遠藤選手に質問する30分間に、槙野は「NGはなしですか?」と確認すると、遠藤選手は「何を聞いても大丈夫です。たぶんNGないっすよ(笑)」と快く引き受けてくれた。

まずは、今季途中で緊急移籍したプレミアリーグの名門のリヴァプールについて、チームが遠藤選手と同じポジションを補強するという報道への本音や、アルネ・スロット新監督が練る戦術、来季の目標を深掘りする。さらに、「お前がプレミアに移籍したら観戦に行く」と話していた父親との秘話や、ユルゲン・クロップ前監督の送別会の内容を明かす。

続いて、日本代表の裏話で、盛山は「日本代表選手同士で移籍の話はするの?」と直撃すると、遠藤選手は「『移籍したいの?』という話はするけど、それより先の深掘りはしない。僕は『オファー、来てるの?』とかは聞かないようにしている」と回答し、その理由として「ちゃんと移籍が決まれば公式発表されるし、『興味がある』という話はいくらでもあるから、そんなことを聞いても意味がないと思っている」と語る。

この話を受けて、槙野は「ブンデスリーガ・シュトゥットガルトで一緒にプレーしていた伊藤洋輝選手が移籍となった。一緒に過ごした時間は長いだろうし、家族ぐるみのつきあいもあると思うが、彼から『バイエルン・ミュンヘンに移籍しようと思っている』という話もなかった? 代表合宿で話す機会もあったと思うけど」と問いかけると、「ぜんぜん聞いていない。報道で知った」との思わぬ返事に、槙野は「元チームメイトという間柄でも報告しないんだ」と驚きの表情を浮かべる。遠藤選手は「今の選手たちは『情報をもらしちゃいけない』という意識が強いから、オフィシャルでサインするまでは言えないんだと思う。わざわざ相談する選手もいない気がする」と言うと、槙野は「大人だね〜!」と感心していた。

■「“エモい”の使い方が初めてわかった」

また、遠藤選手とともにベルギー1部リーグ・シント=トロイデンでプレーした鎌田大地選手の移籍報道で、鎌田選手のプレミアリーグ・クリスタルパレスへの移籍が実現すれば、アーセナルの冨安健洋選手とともにシント=トロイデンで切磋琢磨した3人が、プレミアリーグに集結する。この移籍報道について、遠藤選手は「シント=トロイデンにいた当時は、3人で『プレミアに行きたいね』と話していた。冨安選手とはプライベートでアーセナルの試合を見にいっていたし、鎌田選手とは夜な夜な、うどんを食べながら『笑い話にできたらいいね』と話していた。実現したら非常にうれしいし、当時、言っていたことを実現できる」と笑みを浮かべた。

この話に、盛山は「サッカー漫画やん! エモいですね。この話で、“エモい”の使い方が初めてわかった」と感激すると、槙野も「すごいなぁ…」と声をもらした。

加えて、盛山がリヴァプールの今季最終戦を現地観戦した思い出をふり返り、さらに盛山は、持参した私物のリヴァプールグッズのなかには、遠藤選手の直筆サインが入ったユニフォームもあり、盛山は「これ、見たことないでしょ!?」と注目を集めた上で、「僕のサイズで買ったから、ユニフォームが“4XL”なんです。いちばんデカいサイズですから!」と胸を張り、笑いを誘う。これに、槙野は「4XLってファン・ダイク選手と同じくらい(笑)」と190センチを超える巨体のリヴァプール主将の名前をあげると、遠藤は「ファン・ダイクよりもデカいかも(笑)」とツッコミを入れていた。

今回の放送に収まりきらなかった遠藤選手の貴重なトークは、今後の「ABEMAスポーツタイム」で放送される予定になっている。