メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の最年少メンバーで、俳優としても活躍中の柏木悠。以前から映画「ハリー・ポッター」が好きと言っていたので、今回は、映画の世界観を味わうため「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 −メイキング・オブ・ハリー・ポッター」へ行ってきました。さらに、7月5日(金)スタートの新ドラマ「ビリオン×スクール」(フジテレビ系)についても、いち早くお話を聞きました!

■形から入るのって本当に大事。着た瞬間、“ハル”ー・ポッターになれました

――今回は、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 −メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で撮影しましたが、以前からいつかは行ってみたいと思っていたんですよね。

メンバーのシューヤくんとオフの日に行こうと話をしていたんです。なので今回来られて本当にラッキー! もう夢のようです。朝から行っても全てを堪能しきれないほど見どころが多いというウワサを聞いていたので、前日からワクワクしていました。

――今回は、ハリーのようにグリフィンドールのローブを着て、メガネをかけて撮影しましたがいかがでしたか?

形から入るのって本当に大事。着た瞬間、“ハル”ー・ポッターになれましたから。今回、撮影中に他の方ともすれ違いましたが、ローブを着ている方も多かったです。なんかみなさんと一緒にホグワーツ魔法魔術学校に通っている気分になりました。


――映画に登場する有名なシーンのセットなど、見どころはたくさんありますが印象に残ったのはどこですか?

やはり魔法省へと続く「9と3/4番線」のホグワーツ特急のホーム。列車の前はもちろん半分壁に押し込まれた手押しカートなど写真を撮るのに最高のスポットばかりで、いっぱいポーズ決めちゃいました。本当に完成度が素晴らしい。それもそのはず、映画を制作したスタッフさんにより作られたセットで本物そのものなんですよ。夢みた世界。あと列車は中にも入れて、そこでは印象的なシーンが再現されていました。ホグワーツって日本にあったんですね。

――ダイアゴン横丁や魔法省、禁じられた森など、画になる撮影スポットばかりでしたね。

映画を見た人なら絶対に写真を撮りたい場所ばかり。でも全部撮っていたら時間が足りない…。やっぱり何度か来ないとダメかも。そしてこれから行く人は、絶対に予備のモバイルバッテリーを持っていった方がいいですよ。めちゃくちゃ写真撮りますから。
■細かな技術があの世界観を生んだんだと知り、改めて感動しました

――柏木さんは普段から撮影されることが多いと思いますが、うまく写るコツなんてあったりしますか?

う〜ん、恥ずかしがらずに撮られることかな。あまりレンズを意識しないことも大事だし、周りの目を気にしないことも大事。自然な姿を撮ってもらったらいい感じになる気がします。あと、今回みたいに世界観がある場所での撮影なら、ローブを着るなどしてハリーやハーマイオニー、マルフォイ、例のあのお方などになりきるのも一つの楽しみ方。杖を持って呪文を唱えている姿は、背景も相まって絶対にカッコよくなりますから。思いっ切りなりきって楽しんでください。

――動く肖像画になったり、ほうきに乗ってロンドンの街やホグワーツ城を飛び回れたりと、最新技術を駆使した体験スポットも楽しんでいましたね。

アクティビティには驚きですよ。ほうきにまたがりグリーンバックで撮影するのですが、映像を見たら本当にロンドンの街やホグワーツ城周辺を飛んでいる。ほうきで飛ぶのが夢だったからまさかこんなに早く叶うとは…。そしてその映像を持って帰られる(購入が必要)なんて感動です。動く肖像画も自分がどこに入るのか分からないドキドキと、ホグワーツの廊下に馴染んでいる自分を見ることができたのは新たな発見でした。あれは友達と一緒に行ったら、「見てみて〜」みたいな感じで絶対に盛り上がるはず! あぁ〜早くもまた行きたくなってきました。

――今回、改めて知った映画「ハリー・ポッター」シリーズの魅力はありますか?

やっぱり世界観です。そしてそれを生み出す職人さんたちのすごさというか…。正直、僕はCGがめちゃくちゃ使われていると思っていたんです。でも今回知ったのは、特殊メイクや小道具などが最新技術を組み合わせて作られていたこと。特に今回展示されているハグリッドのマスクは人間の顔そのもので、すごく精巧。そういった細かな技術があの世界観を生んだんだと知り、改めて感動しましたし、やっぱり好きだと感じました。僕ももうちょっと早く生まれていたら、何かしらの形で携わってみたかったなんて考えちゃいました(笑)。

■名だたる方々と一緒に作品を作っていけるので、また新たな刺激がありそうでワクワクしています!


――今回、思いっ切り楽しんでいましたが、7月からは連続ドラマに出演するなど、さらに忙しくなりますね。

ありがたいことに「ビリオン×スクール」(7月5日(金)スタート フジテレビ系)に出演します! 学園ドラマなので同世代の方がたくさんいる現場で楽しいです。僕は鈴木司という映画オタクの役なんですが、意外と等身大に近い感じで演じさせてもらっていて…。高校2年生の役と年齢的にも近いのも共感できるところかな思います。ちなみにそんな僕がフィーチャーされる話があるので、ぜひ見てください! 

――同世代の方との共演も楽しみですね。

今回、初めての方も多いので、演技や性格のことを知るために監督が生徒役の俳優を集めてワークショップを開いてくれたんです。そこでみんなと一緒になり、こんなことを考えて演技をしているのかなど知ることができたのは本当に有意義でした。僕、実はこんな感じなんですけど人見知りで、一対一はそんなに得意じゃないんです。集団だと盛り上げに徹することができるのですが、対個人だとそうもいかなくて(笑)。なので馴染めるのか不安でした。でもみなさんと会ってそういう思いは消えました。撮影が始まったら、主演の山田(涼介)さんをはじめとした名だたる方々と一緒に作品を作っていけるので、また新たな刺激がありそうでワクワクしています!

――ワークショップでは監督ともいろいろ話し合えたのですか?

監督さんがすごくいい方で、緊張している僕に対して、役についてなどいろいろアドバイスをいただきました。そこで、あまり役を作るのではなく等身大でいいよと教えてもらって…。僕自身は映画ではなくサッカーオタクですが、そういった自分の一面を活かして鈴木を作っていけたらと思っています。実際は撮影が始まってみんなで作りあげていくものだと思いますが…。これからが楽しみです! 恥ずかしさもあるのですが、いろいろ反応も楽しめる気がして…。ぜひたくさんの方に見ていただけたらうれしいです。

――“仕事の夏”になりそうですね。
充実させて、少しでも成長できたらいいなと思います。体調だけは気をつけなきゃ。今回は大好きな世界観でリフレッシュできて、いいパワーチャージになりました!

■撮影=諸井純二/取材・文=玉置晴子/スタイリスト=東正晃/ヘア&メーク=Mashino/撮影協力=ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 −メイキング・オブ・ハリー・ポッター