「SHIBUYA ANIME BASE」#シブアニ(毎週金曜夜9:00〜10:00 ABEMAアニメチャンネル)#9が、ABEMAアニメチャンネルにて6月21日に生放送され、ゲストにAKB48研究生の花田藍衣、ぺこぱの松陰寺太勇を迎え、作詞作曲家の渡辺翔のインタビューが公開された。

■“ギョーカイ深堀りコネクション”

アニメ関連業界で働く人の仕事や人柄を深堀りする“ギョーカイ深堀りコネクション”のコーナーでは、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のオープニング曲ClariSの「コネクト」や、「ソードアート・オンライン」のオープニング曲LiSAの「crossing field」など、担当した楽曲が大ヒットを記録する人気作詞作曲家の渡辺が登場し、アニメ「ささやくように恋を唄う」アルバム楽曲のレコーディング現場でのディレクションに密着した。

■インタビューでは

その後のインタビューで「自分で自負しているのは、自分がいいと思った曲はぜったいみんなが好きだ、自分がめちゃくちゃ聞きたい、何回でもくり返して聞きたいと思える曲は、ヒットにつながりやすいと思って作ってきていますかね」と作詞作曲におけるヒット曲を作り出す秘訣を語った渡辺は、小学生の頃から音楽を聴くことが好きで「歩くオリコンチャート」と呼ばれていたという。

また、自身が作詞作曲家になったきっかけについて「宣伝のほうに行きたくて、こんなアーティストどうでしょう?とかそういうプロデュースをしてみたいなと思って」「そういう学校に入ったら、プロデュースが宣伝じゃなくて作曲のほうの意味だったらしくて」「楽器にふれたのが高校を卒業してからで、音楽の授業は好きじゃなかったですね」「ト音記号、四分音符すらもわからなくて」「でも、音楽を聴くのはめちゃくちゃ好きでしたね」とまさかのきっかけについて語る。

そして、この道を続けていこうと思ったきっかけの出来事は、「V6さんのカップリング『どうかよろしく。』で作詞作曲をさせてもらって」「コンペというもので、だいたい作詞作曲って戦うんですけど、第一線で活躍するアーティストって1000曲くらい集まる人もいて、めちゃくちゃ通りづらいって言われているんですけど、あのV6に選ばれた!っていうことで続けていこうと思った、大きなひとつかもしれないですね」とコメントした。

■最後に

最後に、今までいちばん衝撃を受けたアーティストにはLiSAを挙げ、「なんとなく作詞家として、歌の方向性を想定していくんですよ、ここはああいうふうに歌ったらいいなとか、イメージをつけていくんですけど、(アーティストは)けっこう裏切るんですよ」「ふつうは裏切られた時とかやっぱりあっちでとかなんとなく別の方向に持っていったりするんですけど、LiSAの場合は裏切られて、それがめっちゃいいんですよ」「100%だと思って作っても、それを加算していくタイプの歌手なので、LiSAのレコーディングは、毎回、楽しかったですね」とカメラの前でLiSAの才能を絶賛した。

■シブアニ #10では

次回のシブアニ #10では、渡辺翔完結編と題し、「近年、作風に刺激を受けている」と語り、バンドsajou no hanaでも音楽活動をともにした、アニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折」のオープニングテーマ「青のすみか」の制作者キタニタツヤについてや、レコーディングにおける秘話を語る。