【特集/CLラウンド16プレビュー#8】 ナポリを喰らったシャフタール  ローマにとって決して“格下”ではない

【特集/CLラウンド16プレビュー#8】 ナポリを喰らったシャフタール  ローマにとって決して“格下”ではない

“迫力”の欠如で勢いを失ったローマ 

“格”で判断するなら、ローマがシャフタールを下してベスト8に駒を進める予想が妥当だが、チームの現状を考慮するとそうシンプルな結果に収まりそうもない。フランチェスコ・トッティが引退し、エウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督が就任した“新生ローマ”は、見事なシーズン前半を過ごした。GKヴォイチェフ・シュチェスニー、DFアントニオ・リュディガー、MFモハメド・サラーと昨シーズンの主力を放出した中で、セリエAでは1試合の未消化試合を残して上位に踏みとどまり、チャンピオンズリーグでは「死のグループ」と称されたグループCを首位で通過した。


昨シーズンのプレミアリーグ王者であるチェルシー、チャンピオンズリーグ4強の常連であるアトレティコ・マドリードを退けての首位通過は、大きな不安を抱えていたチームにとって大きなプラス材料だった。

ハイライトは第3節、第4節と続いたチェルシーとの連戦。敵地での初戦を3-3のドローで終えて勢いを得ると、続くホームの第4戦は3-0で快勝。最終的な勝点で並んだチェルシーを当該対戦成績で上回り、グループ首位通過を決めた。その手応えを持ってシーズン終盤のリーグ戦に臨めば、おのずと結果はついてくると感じていたファンは少なくないはずだ。

しかしここに来て、チームのコンディションが著しく低下している。12月20日、コッパ・イタリアのトリノ戦に敗れると、直後に行われたユヴェントスとのリーグ戦で0-1の完敗。続くサッスオーロ戦もドローで終え、年明け早々のアタランタ戦では1-2で敗れた。絶対的な中盤の柱であるラジャ・ナインゴランには中国への移籍の噂がある程度の真実味を持って噂され、圧倒的な攻撃力を武器とするチームは最近7試合の公式戦でわずか5得点。エースのエディン・ジェコも本来のパフォーマンスからはほど遠く、チーム全体の覇気が失われている印象が強い。加えて好調だったMFディエゴ・ペロッティがケガを負い、長期離脱ではないものの戦力的にも苦しい。今シーズンからチームの幹部に就任したフランチェスコ・トッティは、シャフタール戦を突破する可能性として「半分」と控えめに答えた。 

シーズン前半戦の勢いを失った原因は、“迫力”の欠如にある。システムは[4-3-3]で、生命線は中盤の構成力と前線の決定力。ボールの局面によく顔を出して組み立て役を担うデ・ロッシが後方に構え、両脇を固めるナインゴランとロレンツォ・ペッレグリーニは持ち前のダイナミズムで前線に飛び込む。3トップは得点源のジェコを筆頭に、両サイドにはステファン・エル・シャーラウィやペロッティ、アレッサンドロ・フロレンツィら縦に仕掛けられるアタッカーが位置。つまり“イケイケ”の時のローマは、中盤の底にデ・ロッシを残して5選手が相手ゴールに圧力をかける。この“迫力” がローマのバロメーターなのだが、 目下のチームにシーズン前半のそれはない。    

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