“家出”から始まったサッカー選手への道 プレミア得点王が語る壮絶な過去

“家出”から始まったサッカー選手への道 プレミア得点王が語る壮絶な過去

「誰にも言わずに家を出たよ」

今季プレミアリーグで得点王を獲得したリヴァプールのセネガル代表FWサディオ・マネ。今でこそ世界トップレベルで活躍する彼だが、11年前にある“重大な決断”をしたことでサッカー選手としての自分があるという。

それはマネが16歳の時。彼はプロサッカー選手になることを夢見て、セネガルの首都であるダカールで武者修行をしようと考えていたそう。しかし、まだ学校で勉強するべきと主張する両親と意見が対立。そんなある日、マネは親に黙って家を飛び出したという。

「夕暮れ時、僕は家の前に生い茂った背の高い草の中に荷物を入れたスポーツバッグを隠したんだ。そして翌朝6時、歯磨きもシャワーもせずに出発した。親友以外、誰にも言わずに家を出たよ。ダカール行きのバスに乗るため、お金を貸してくれる友人のもとへ長い間歩いたんだ」

「ダカールでは、僕の知らない家族から歓迎を受けた。すぐにプレイも認められて、チームの練習にも参加したよ。でもその間、両親はいたるところで僕を探していたんだ。彼らは親友が僕の居場所を知っていると確信していた。でも、親友は何も言わないでいてくれたんだ。だけど、僕と彼の家族は彼にひどい圧力をかけた。ついには折れて話してしまったそうだよ。そして家族は僕に家へ帰ってくるよう要求してきた。居心地が悪いから帰りたくなかったんだけど、最終的に家に戻ることにした。学校でしっかりと勉強したらもう一度挑戦させてくれるって約束でね」

マネがインタビューでこのように明かしたことを仏『France Football』が伝えている。「16歳ならもう大人」という感覚は日本にもあるが、レベルが違う。もちろん全員がそうではないが、アフリカ人選手のハングリー精神を表すようなエピソードではないだろうか。そしてさらにマネは話を続け、お金がない中でもプレイで周囲を黙らせたことを次のように語った。

「僕以外にも自分のチャンスが訪れるのを待つために、200〜300人程度の若者がいたよ。僕はサッカー選手のようには見えなかったかもね、だってサッカー用のハーフパンツでなく、普通のズボンをはいていたんだから。そしてスパイクは側面が破けていた。審査員は奇妙な顔をしていたよ。『君は本当にサッカー選手になりたいの?』ってね。僕には選択肢がなかったんだ……。でもプレイは悪くなかったから、彼らは僕を選んでくれた。その瞬間が僕の冒険の始まりだったんだ」

衝撃のエピソードを明かしたマネ。すでにスーパースターとしての地位を確立した彼だが、まだ27歳。“家出”から始まったサッカー人生は、これからも長く続いていくことだろう。


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