ブレーメンで活躍したマリン

ブレーメンで若くから主軸として活躍し、将来を嘱望された男を覚えているだろうか。ドイツでの活躍後、チェルシーへと羽ばたいたマルコ・マリンだ。

ボルシアMGのアカデミーからトップチームで頭角を現すと、2009-10シーズンからブレーメンへ移籍。司令塔だったジエゴがユヴェントスへと移籍した穴をメスト・エジルとともに埋め、ブンデス3位へ導く活躍を見せた。

2012年には当時欧州王者だったチェルシーへと加入。同じ時期に加入したエデン・アザールやオスカルらとともに破壊力抜群の攻撃陣を期待されていた。しかしチェルシー移籍後は、怪我での離脱の影響もあり、出場機会に恵まれず。翌年にはセビージャへレンタル移籍すると、フィオレンティーナなど4つのクラブへのローンを繰り返す。

そして2016年にオリンピアコスへ完全移籍となったマリン。チェルシー移籍後は現在まで7カ国でプレイすることなり、昨季まではサウジアラビアのアル・アハリに所属していた。

そんなマリンだが、今季より再び欧州へと復帰を果たすようだ。ハンガリーのフェレンツヴァローシュへ加入しており、UEFAヨーロッパリーグにも参戦。数々のクラブを転々としていたマリンがハンガリーで、もう一度ヨーロッパへの挑戦に踏み切る形となった。

華麗なドリブルやチャンスメイクの技術に優れたマリンは、チェルシー加入後アザールのようにサッカー界を代表する選手への成長が期待されていただろう。それを考えれば本来の期待通りのキャリアを歩むことはできなかったかもしれない。しかし2018-19シーズンに所属したレッドスターでは、セルビアリーグでMVPも受賞するなど技術を持ち合わせており、数々の国へ移籍したことによって培った経験も自らの財産として残っている。

また現在32歳となった今でも欧州へチャレンジする意欲は減っていないということだ。その力は前記した財産とともに自らの大きな武器となる。今季はどのようなプレイを見せてくれるか今後のマリンにも注目したい。