直近の成績をみるとダミアン優勢のようだが

史上最多20クラブによって熱き戦いが繰り広げられた明治安田生命J1リーグの2021年シーズンも、残すところ1試合となった。4日14時にキックオフされる最終節では、15位清水エスパルス(勝ち点「39」、得意失点差「−18」)、16位湘南ベルマーレ(同「36」、同「−5」)、17位徳島ヴォルティス(同「36」、同「−19」)の3クラブによる2つの残留枠の争いも見どころだが、今年は得点王争いの行方もそれと同等、もしかしたらそれ以上に見逃せないものとなってるかもしれない。

なぜなら、最終節で史上初の“直接対決”が見られるからだ。1試合を残して3位以下に大差をつけ、得点ランキングのトップに立っているのが横浜F・マリノスのFW前田大然と川崎フロンターレのFWレアンドロ・ダミアン(ともに22ゴール)。ここまで激しい得点王争いを繰り広げてきた2人が、最終節の神奈川ダービーで激突し、得点王争いに終止符を打つ。なお、得点ランキングのトップに立ってる選手同士が最終節で直接相見えたことは、これまで一度もない。

直近の成績をみると、ここ7試合で8ゴール(現在3試合連続ゴール中)を挙げ、前田を猛追してきたダミアンがやや優勢か。しかし、前田も第35節のFC東京戦では今季2度目のハットトリックを達成し、前節のヴィッセル神戸戦でも先制点を奪取。調子は決して悪くない、むしろ良いと言っていいだろう。

前田とダミアンはゴールなどの自身の活躍だけでなく、ともにチームへの献身度も高い選手で、おそらく最終節でも個人のタイトルより「チームの勝利」を第一にプレイするはず。彼らはそういった選手たちだ。ただ、最終節では得点王を取ることこそが、チームの勝利につながるかもしれない。得点王の行方はいかに。