有望株がプレミアにやってくる

プレミアリーグの上位クラブは資金力に長けており、高額の移籍金を支払って逸材を引き抜いてくる。その動きは中堅クラブにも見られる現象だ。

移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によればウルブズがスポルティングCPのMFマテウス・ヌネス獲得で合意したという。今後メディカルチェックを経て正式な契約が結ばれるといわれており、移籍金は総額5000万ユーロ(日本円にして約68億円)だという。

BIG6の一角のクラブがこの金額を支払うのなら分かるが、昨季10位でフィニッシュしたクラブが支払う金額ではない。それでも獲得で合意しており、それだけプレミアのクラブが財政的に潤っているのだろう。

ブラジル生まれで、ポルトガルのフル代表でデビューを飾ったヌネス。スポルティングCPでは[3-4-3]のダブルボランチを務めており、ウルブズでもボランチとして起用されるだろう。このポジションはジョアン・モウティーニョが35歳ともう若くなく、主軸のルベン・ネベスがビッグクラブ行きの噂が絶えず報じられており、これだけの移籍金を支払って中盤を強化したといえる。スイスのグラスホッパーにローンで出されている川辺駿がウルブズに戻ってくることになればヌネスとコンビを組むことも考えられる。

ヌネスは万能性を持った中盤だ。守備面では汗かき役としてボールを追いかけ、攻撃面では推進力のあるドリブルと卓越したボールコントロールで違いを生み出す。昨季はリーグ戦33試合で3ゴール2アシストの数字を残しており、得点面でも期待ができる。

このヌネスだが、リヴァプールやマンチェスター・シティも狙っていた人材だ。シティがCLでスポルティングCPと対戦した際にはジョゼップ・グアルディオラ監督が「世界で最も優れた選手の一人だ」と英『Squawka』でコメントを残している。

大きな期待を背負ってプレミア挑戦となりそうなヌネス。まだ23歳と若い選手だが、イングランドでインパクトを残すことはできるのだろうか。