180分にわたって最高の中盤バトルが展開される

5月9日、チャンピオンズリーグ準決勝ではレアル・マドリードとマンチェスター・シティが激突する。

もう一方のミラノ・ダービーも大注目だが、戦力的にはレアルとマンCの一戦が事実上の決勝と言ってもいいだろう。ハイレベルな戦いが展開されるのは間違いない。

スペイン『Mundo Deportivo』が注目するのは、レアルとマンCの中盤バトルだ。

レアルではトニ・クロースがゲームのリズムを作り、走り続けるフェデリコ・バルベルデもワールドクラスの実力者だ。怪我の状況が気になるが、ルカ・モドリッチも相変わらず世界トップクラス。実力・経験値ともに申し分なく、あらゆる相手を支配するだけの力を持つ。

マンCにもイルカイ・ギュンドアン、ロドリ、ケビン・デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、ジャック・グリーリッシュら実力者が揃っており、指揮官ジョゼップ・グアルディオラのチームらしく中盤の完成度は高い。レアルとマンCの中盤バトルは世界屈指のレベルとなるだろう。

同メディアは中盤で自由を与えた方が負けると見ている。特にレアルはデ・ブライネへのボールを遮断しなければならない。デ・ブライネからアーリング・ハーランドへのチャンスボールは、一本でも通れば致命傷になりかねない。

レアルの方は、クロースを中心にマンCのプレス網を突破できるかがカギとなる。モドリッチも間に合うのであれば、2人の経験値は非常に大きな武器であり、プレスの回避法も熟知している。マンCのプレスをどう突破してくるかも注目ポイントの1つだろう。

果たして中盤で主導権を握るのはどちらなのか。前線も豪華ではあるが、中盤の質は双方とも世界トップクラス。ここの主導権争いは大きなテーマとなるはずで、世界最高峰の中盤対決が180分間繰り広げられることになりそうだ。