最終的にチェルシーを選んだウィリアン

2013年よりチェルシーに移籍し、長年プレミアリーグを代表するウィンガーとしてプレイしていた元ブラジル代表のウィリアン。チェルシーを退団後はアーセナルでワンシーズンのみプレイしたのち、ブラジルのコリンチャンスへ移籍していた。そして今シーズンより舞台を再びプレミアに戻し、現在はフラムでプレイしている。

そんなウィリアンに当時、リヴァプールやトッテナムからもオファーが届いていたことを英『90min』にて語っている。2007年にウクライナのシャフタール・ドネツクに加入し、2010-11シーズンには国内3冠を達成。2011年からはチェルシーの関心を得ていたという。しかしその時は移籍が実現せず、2013年2月にロシアのアンジ・マハチカラに移籍。しかし同年8月にはクラブの経営規模縮小が決定され、給与の高かったウィリアンは放出候補となってしまった。そしてその後チェルシーに移籍することになるのだが、この時のことをウィリアンはこう語っている。

「リヴァプールとトッテナムが興味を示した。両方と交渉していたが、チェルシーとは交渉していなかった。そして私の夢はチェルシーに行くことだったんだ。(リヴァプールとトッテナムの)両方から提案が来て、私はロンドンに滞在したかったので、トッテナムに行くことに決めた。すでにメディカル検査は済ませていたから、あとはトッテナムの練習場に契約書にサインするために行くだけだった」

ウィリアンはチェルシーに行くことを念頭に置いてトッテナムと契約するつもりだったようだ。しかし、ギリギリのところでチェルシーからオファーが届き、チェルシーへの移籍を決めた。その後2013-20シーズンまでチェルシーでプレイしたウィリアンは、チェルシーでの公式戦200試合出場を果たすことになる。「本当に望んでいたことだったと、素晴らしいクラブであるトッテナムに言いたい。私の夢はチェルシーでプレイすることだったんだ」ともコメントしており、当時のチェルシー愛について語っている。