今年に入って4ゴール

11日にヨーロッパリーグの準決勝1stレグ、ASローマ対バイエル・レバークーゼンの試合が行われ、結果は1−0でローマが勝利した。レバークーゼンは次の2ndレグでの勝利が絶対条件となったが、逆襲へ今年に入って少しずつ調子を上げてきているFWサルダル・アズムンに期待が高まっている。

72分、アダム・フロジェクに代わって投入されたアズムン。ピッチに入る前にローマの監督モウリーニョと挨拶。『Correre dello Sport』によると、モウリーニョは過去にアズムンがゼニト・サンクトペテルブルクに在籍中に獲得を希望していたこともあり、モウリーニョがアズムンを抱擁する姿はメディアで話題になったという。

アズムンは今シーズン、怪我の影響で離脱していたこともあり、なかなか調子が上がらず、ゴールでチームに貢献することはできていなかった。しかし、W杯も終わり、2023年に入ってからは、国内リーグ戦で4ゴール1アシスト。少しずつ調子を取り戻している。

アズムンはロシアの1部リーグ、ゼニト・サンクトペテルブルクに在籍時代、104試合に出場し、62ゴール、23アシストの結果を残しており、本来はチームのために点が取れる生粋のストライカーだ。イラン代表でも、68試合41ゴールと凄まじい結果を残している。

今年に入り、彼がブンデスリーガでも点が取れるようになってきたことは、レバークーゼンにとっては良い兆しであると捉えられるだろう。ヨーロッパリーグ決勝進出に向けて、やや苦しい状況のレバークーゼン。2ndレグでは、チームを救うアズムンのゴールにも期待したい。