今のミランには欠かせない存在

現在はプレミア王者のマンチェスター・シティで欠かせない存在となりつつあるフィル・フォーデン。そんなフォーデンと同様の、シティアカデミーの黄金世代の1人がブラヒム・ディアスだ。

16歳でトップチームに昇格したが、シティでは出場機会を確保できず、出場機会を求め移籍を決断した。2019年にはレアル・マドリードに移籍をするものの、シティ同様に前線にタレント揃いのレアルでも出場機会を確保できず、2020年にはACミランへのレンタル移籍が決まった。この移籍が彼にとって大きなターニングポイントとなる。

移籍最初のシーズンにリーグで4ゴール4アシストをマーク。翌年も2年間のレンタル移籍でミランでプレイすることが決まると、10番を背負った。そしてこのシーズンにミランは11シーズンぶり通算19回目のセリエA優勝を果たし、ディアスも貢献した。そして今シーズンはここまでリーグ戦で6ゴール6アシストを記録しており、ミランに移籍後、セリエAでの自身最多得点、最多アシストを記録している。16年ぶりのCLベスト4進出にも貢献したディアスの契約は今シーズン終了後に満了となる。

イタリア『TUTTOSPORT』によると、クラブは同選手の残留を望んでいるという。しかし、マルコ・アセンシオの後任としてレアルへの復帰も噂されており、ディアスが来シーズンどこでプレイするかは現段階ではわからない状況となっている。

ミランに移籍後、確実にステップアップし欧州屈指の選手に成長しているディアス。ミランの10番の行方は今夏の移籍の注目の1つとなる。