TOP6を巡る戦いはさらに激しいものに

まだイングランド・プレミアリーグは最終節を終えたばかりだが、すでに来季の話題も出始めている。

今季のプレミアは全体的に荒れ模様で、トッテナムやリヴァプール、チェルシーといったBIG6の苦戦が目立った。一方でニューカッスル、ブライトン、後半からはアストン・ヴィラといった中堅クラブが躍動。トップ6争いが読みづらいシーズンだった。

では、来季はどうなっていくのか。ブライトンに関しては主力流出の不安があるが、4位に入っているニューカッスルは豊富な資金力を活かして今夏も積極的な戦力補強に出ると予想される。来季のプレミアはさらに荒れるのではないか。

英『Chronicle Live』によると、かつてマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したルイ・サハ氏も更なる混戦を予想している。

「ニューカッスルはタイトルに挑戦できることを示した。来季はもっと激しいシーズンになると予想している。どのチームにもリーグを制する可能性があるね。現実的には、常にトップであり続けるシティがいて、リヴァプールも戻ってくるだろう。チェルシーだって補強で戻ってくるはずだ。たいていのリーグは2つのチーム間で優勝が争われるけど、プレミアリーグでは5チームか6チームだ」

リヴァプールも終盤に入ってから調子を上げており、チェルシーもタレントは揃っている。新たな指揮官の下でチームを作り直せば、十分に上位を狙えるはず。欧州カップ戦が入ってこないこともチェルシーのアドバンテージとなるはずで、優勝争いに絡むかもしれない。

盤石のマンチェスター・シティ、もちろんアーセナルも来季のプレミア制覇へ燃えているはず。エリック・テン・ハーグの下で形が見えたマンチェスター・ユナイテッドもあらゆるクラブを撃破する力を備えている。

とんでもなくハイレベルな上位争いが展開されることになりそうだが、来季マンチェスター・シティを止めるチームは現れるだろうか。