国内リーグとCLでは対照的な戦いに

今季のチャンピオンズリーグ決勝のカードはレアル・マドリードVSドルトムントとなった。

レアルはCL上位の常連だが、ドルトムントの決勝進出はちょっとしたサプライズだろう。今季のドルトムントは国内リーグで5位に位置しており、11日にもマインツに0-3で敗れるなど精彩を欠いているところがある。それがCLでは準決勝でキリアン・ムバッペ擁するパリ・サンジェルマンをシャットアウトしてしまうのだから、サッカーとは面白い。

決勝のカードに関しては、レアル優勝を予想する人の方が多いかもしれない。名将カルロ・アンチェロッティがCLを知り尽くしているのもアドバンテージだ。

そんな中、元ブラジル代表のリバウド氏はドルトムント優勝をプッシュする。同氏はレアルでプレイするブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールのことを絶賛する一方で、CL決勝に関してはドルトムント優位との見方だ。

「ヴィニシウスにはバロンドールを受賞する大きなチャンスがある。彼はすでに非常に良い成績を収めており、昨季もバロンドール候補に値する選手だった。現在の彼は世界TOP3に入る選手だよ」

「(CL決勝は)間違いなくマドリーが優勝候補だと思うけど、ドルトムントのパフォーマンスは力強く、CLの戦い方を分かっているいることをすでに証明している。 PSGと対戦した2試合でもそれが見られた。マドリーが優勝候補だが、ドルトムントが優勝すると思う」(『as』より)。

試合巧者なのはレアルも同じだが、果たしてCL決勝はどんな展開となるのか。単純な予想ではレアルがゲームを支配する展開となりそうだが、PSGを抑え込んだドルトムントはレアル攻撃陣をも完封するのか。