コスト的にはドフビク、セルロートも魅力

今季のラ・リーガ制覇、チャンピオンズリーグ決勝進出に大きく貢献しているレアル・マドリードMFジュード・ベリンガム。昨夏にドルトムントから引き抜いたレアルの判断は大正解で、指揮官カルロ・アンチェロッティの指導もあってベリンガムは大ブレイクした。

今季のラ・リーガ最高の新戦力を選ぶならば、ベリンガムは確実にTOP5に入ってくるだろう。しかし、他にも今季のラ・リーガではヒットした新戦力がいる。

1.アルテム・ドフビク(ジローナ/FW)

まずは20ゴールを挙げて得点ランク首位に立っているジローナFWアルテム・ドフビクだ。ウクライナのドニプロから775万ユーロの移籍金で加入した選手で、ジローナの大躍進をリードする存在となっている。

ベリンガムの移籍金が1億300万ユーロだったことを考えると、コスト的にはドフビクもベスト補強候補だろう。初の5大リーグ挑戦で想像を超える大ブレイクだ。

2.アレクサンデル・セルロート(ビジャレアル/FW)

そのドフビクを1点差の19ゴールで追いかけるビジャレアルFWアレクサンデル・セルロートも見逃せない。セルロートの場合は昨季レアル・ソシエダの選手としてリーグ戦12ゴール3アシストの成績を残していたが、今季は移籍したビジャレアルでそれを上回る19ゴール8アシストの成績を残している。

ビジャレアルはセルロートを1000万ユーロの移籍金で獲得しており、こちらもコスト的に大当たりだ。

3.イスコ(レアル・ベティス/MF)

コスト的には、フリーでベティスに加入したイスコも大当たりだ。レアル・マドリードでは出番が限られていたが、本来は高い実力を備えている選手だ。今季はリーグ戦8ゴール5アシストの成績を残しており、再びのスペイン代表入りもあると称賛されている。32歳を迎えているが、テクニックレベルは今の若手スペイン人MFにも負けていない。

4.ホセル(レアル・マドリード/FW)

カリム・ベンゼマ退団に合わせ、エスパニョールからレンタルで獲得したホセルも当たりだろう。チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのバイエルン戦で2ゴールを挙げた活躍が最大のハイライトで、ここまで全コンペティション合わせて16ゴールと見事な活躍だ。スタメンで固定されているわけではないが、ここぞの場面で結果を出している。


ドフビク、セルロートの得点ランク1位&2位の2人を筆頭に、今季のラ・リーガでは新戦力のブレイクが目立つ。総合力ではベリンガムが目立つが、今季のラ・リーガNo.1新戦力は誰か。