他のクラブからも関心を集める18歳

リヴァプールは新監督の最有力候補とされているアルネ・スロットのシステムに最適なMFに興味を示していると『CaughtOffside』が伝えている。

アルネ・スロットは、ユルゲン・クロップがリヴァプールで植え付けたゲーゲンプレスと同じように、ピッチの高い位置からプレスをかける戦術を好むことで知られている。実際、スロットはSCカンブールでアシスタントコーチとして活動していた頃、選手たちにどのようなプレイをしてもらいたいのかの一例としてクロップ率いるボルシア・ドルトムントのチャンピオンズリーグでのプレイ映像を見せていたという。そのため、スロットが新監督として就任した場合、クロップの下でリヴァプールを黄金期に導いた強度の高いプレスをかけるサッカーを維持するだろうと言われている。

リヴァプールはこれまでクラブで活躍してきた選手たちと似たようなプロフィールの選手をリクルートしようと考えているとされており、次なる逸材候補としてIFKイェテボリ所属の18歳のMFであるマリック・ヤルクイェに興味を示しているようだ。

『SCOUTED』によると、ヤルクイェはオールラウンドな機動力と積極的かつスマートな守備を売りにしており、エネルギーにあふれピッチを縦横無尽に動き回る選手として紹介されている。

今シーズン、トップチームでの出場時間が162分にとどまっていることと、169㎝の身長がネックになっているとされているが、それでも800万ユーロから1000万ユーロの移籍金で獲得できることから、アヤックスやPSVアイントホーフェンといったクラブからも関心を持たれているという。

チャンピオンズリーグやプレミアリーグで優勝争いを繰り広げる世界トップクラスのチームへ移籍して、すぐに活躍できるレベルには至ってはいないかもしれないが、今後の獲得候補としてビッグクラブからも注目を集める選手の一人となるだろう。