オライリーとともに中盤の重要戦力だが

何とか今季のスコットランドリーグ制覇を決めたセルティックは、来季へ向けてどうチームを強化していくべきなのか。

セルティックの場合は、主力選手が他クラブから引き抜かれる恐れがある。英『Sky Sport』が気にかけているのは、中盤の重要戦力であるMFマット・オライリーと日本代表MF旗手怜央だ。

今季の旗手は怪我に苦しんだシーズンではあったが、その評価は高い。同メディアでも旗手が今夏に他クラブから狙われる可能性があると見ており、どのような判断を下すか注目している。

「旗手の今季は何度も怪我によって妨げられてきたが、旗手がいた時の方がセルティックはより良いチームとなっており、よりクリエイティブだったことは間違いない。彼は新しい契約にもサインしたため、セルティックは彼を引き留めるか、あるいは他クラブが声をかけてきた場合に相応の移籍金を引き出せる強力な立場にあると言える」

セルティックにとって旗手が重要戦力であることは間違いない。ブレンダン・ロジャーズ率いるチームをより強化するうえで、旗手の存在は欠かせない。そこに関して同メディアは次のように主張している。

「今のセルティックには明確なアイデンティティが欠けており、試合に勝つために個人の能力に頼ることが非常に多かった。旗手、カーター・ヴィッカース、カラム・マクレガーらが復帰した4月以降、セルティックの調子が上向いたのは偶然ではない。今後のセルティックにおける優先事項は、国内での勝利と欧州カップ戦を戦うための明確なアイデンティティを備えたチームを構築することになる」

旗手も26歳を迎えているため、ステップアップを狙うタイミングとして今夏は理想的だ。5大リーグでのプレイも見てみたいが、今夏に動きはあるのか。セルティックにとっては重要戦力だが、果たして。