今季は公式戦47試合で18ゴール20アシスト

レヴァークーゼンの史上初の無敗優勝で幕を閉じたブンデスリーガが年間最優秀選手を発表した。

見事に23-24シーズンのブンデスリーガ年間最優秀選手賞に輝いたのは、レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツだ。

レヴァークーゼンの下部組織出身であるヴィルツは2019年に17歳15日という若さでクラブ最年少デビュー。プロ5年目を迎えた今季はシャビ・アロンソ監督の下で大きく成長し、公式戦47試合で18ゴール20アシストと圧倒的な数字を残した。ブンデスリーガでは32試合11ゴール11アシストを記録するなど、クラブ初のリーグ制覇、そしてリーグ史上初の無敗優勝の立役者として君臨した。

そんなヴィルツだが、今季は3度の月間最優秀選手賞を受賞。優勝を決めたブンデスリーガ第29節のブレーメン戦では途中出場ながらハットトリックを達成しており、その活躍にはシャビ・アロンソ監督も「彼は70%でも良い選手だ」と手放しで褒め称えていた。

また、ヴィルツは今夏にドイツで行われるEURO2024のドイツ代表の候補メンバーにも招集されており、ブンデスリーガ公式サイトは「彼が大舞台でさらなる魔法を生み出すことを我々は楽しみにしている」と活躍を期待するコメントを残した。なお、レヴァークーゼンはヨーロッパリーグ、DFBポカールで決勝進出を決めているため、今季3冠の可能性を残している。