ベニテス・リヴァプールでもスペイン人選手は重要な役割を果たした

2004-05シーズンにチャンピオンズリーグ決勝で起こしたイスタンブールの奇跡を筆頭に、当時ラファエル・ベニテスが指揮したリヴァプールは好チームに仕上がっていた。

その後もベニテス率いるリヴァプールはプレミアリーグの優勝争いに絡むなど充実の時を過ごしたが、その中で重要な役割を果たしていたのがスペイン人選手たちだ。ルイス・ガルシア、シャビ・アロンソ、ペペ・レイナ、アルバロ・アルベロア、そして絶対的な点取り屋となったフェルナンド・トーレス。彼らはベニテス・リヴァプールを語るうえで欠かせない。

その後ベニテスはニューカッスルも指揮しているが、そこでもヘスス・ガメス、ハビエル・マンキージョ、ホセル、ミケル・メリノらスペイン人選手を積極的に獲得している。

スペイン『as』によると、ベニテスはスペイン人選手がプレミアリーグで活躍できるとの実例を作ることができたと手応えを口にしている。

「スペイン人選手がプレミアに適応できなかった時期があった。2004-05シーズン、我々はシャビ・アロンソ、ルイス・ガルシア、レイナといった選手と共に戦い、彼らが他の選手たちの道を切り開いた。数年後のニューカッスルでは低予算ではあったが、メリノやホセルを獲得した。我々が彼らを発掘したというわけではないが、彼らスペイン人選手に賭けた。それが多くの選手や指揮官にプレミアリーグへの扉を開いたのだ」

今のスペイン代表にはマンチェスター・シティMFロドリがいて、アーセナルを指揮するミケル・アルテタは現役時代もエヴァートンやアーセナルで活躍した。ベニテスが全ての始まりというわけではないが、1つの例を作ったのは確かだろう。