大型連休前半の3連休最終日の29日は、初夏を思わせる好天に恵まれて、県内の観光地では多くの人でにぎわいました。
 県内は29日、好天に恵まれ最高気温は、佐野で28.4度、小山で27.9度、宇都宮で27.8度など、県内11の地点で夏日となりました。
 およそ150種600匹の動物が見られる、那須町の那須どうぶつ王国では、午前9時の開園と同時に、大勢の客が詰めかけました。施設によりますと、大型連休期間中の28日の入場客の数は、通常の土曜日や日曜日の倍以上となる、およそ7千人が訪れるなど、コロナ禍前に近い、多くの観光客でにぎわったということです。
 人気を集めていたのは、今年1月に生まれたナマケモノの赤ちゃん「ふく」です。施設では、ナマケモノの赤ちゃんは2021年以来ということで、母親「マロロ」のおなかの上で愛らしい姿を見せると、スマホで撮影する客たちの姿が見られました。また、この陽気に誘われ、土の中にいたプレーリードッグの赤ちゃんたちが姿を見せ楽しませていたほか、マヌルネコやホッキョクオオカミなどの人気者たちのスペースの前には人だかりができていました。
 那須どうぶつ王国では、大型連休後半の時期に、来場者が1日1万人を超えた日もあったことから、今年も大勢の来場を期待していました。