犯罪被害者やその家族などへの支援に役立ててほしいと、宇都宮市の会社が21日、被害者支援センターとちぎに、現金500万円を寄付しました。

被害者支援センターとちぎに現金500万円を寄付したのは、宇都宮市若草3丁目の邦和理工です。邦和理工は1967年に創業した、害虫駆除や住宅のリフォームなどを手がける会社で、これまでにも社会貢献として、奨学会や医療関係などに、25年ほど前から寄付を行っています。

この日は片山重麿会長が、被害者支援センターとちぎの水沼富美男理事長に、目録を手渡しました。今回の寄付は、被害者支援センターとちぎを県警から紹介された片山会長が、その活動に賛同して、センターの活動を広めてほしいと願い、実現しました。

寄付を受け取った水沼理事長は、「全国の被害者支援センターで、運営資金の確保が大きな課題となっている。大変ありがたいことで、有効に活用していきたい」とお礼を述べました。

被害者支援センターとちぎによりますと、運営の財源のほとんどが寄付でまかなわれていて、今回の寄付は、センターとしては過去最高額ということです。