万が一の事態に備えようと宇都宮市内の信用金庫では21日、強盗事件を想定した訓練が行われました。

栃木信用金庫の宇都宮営業部で行われた訓練には、警察官と職員およそ30人が参加しました。

訓練は、包丁を持った犯人役の警察官2人組が、職員に現金を要求する想定で行われました。

職員が、犯人を刺激しないように注意しながら現金をかばんに入れて手渡すと、犯人はその場から逃走しました。

その後は、駆け付けた警察官に犯人の特徴や逃げた方向を伝えるなどして対応を確認しました。

続いて職員は、逃走する犯人や車を追跡するための目印となるカラーボールを投げる練習も行いました。

ほかにも21日は被害が相次ぐSNS型投資詐欺を窓口で防ぐための訓練も行われ、客への声かけの仕方などを改めて確認しました。