台湾の中学生が22日、日光市の藤原中学校を訪問し交流を楽しみました。

藤原中学校を訪問したのは台湾の南端部にある屏東県立中正国民中学の1年生33人です。この交流は、将来日本を訪れるリピーターの確保を目的にした栃木県の誘客事業の一環で行われたもので、歓迎会の後さっそくクラスごとに分かれて交流を楽しみました。

言葉の壁は、今の時代翻訳アプリが1人1台支給され難なく超えることができます。しかし異なる文化を直接知る絶好の機会、中学生は自分の声で新しい仲間と自己紹介をし、その後書道、音楽、スポーツ、染物体験をしました。

中正国民中学がある屏東県は日光市から2400キロ離れていて、人口はおよそ82万人。中学校には1325人の生徒がいます。台湾はいま海外との交流を通じて暮らしを豊かにしようという取り組みを地域をあげて行っています。

全校生徒110人の藤原中学校の生徒とはすぐに打ち解け、特に藤原中の生徒も初体験という琴の演奏では、息の合った演奏を披露して真の友情を確かめていました。

(中正国民中学の黎鎧慧さん「琴の演奏は初めてだったが、日本の生徒さんのサポートで楽しかったです」)

(藤原中学校の鷹觜莉倭菜さん「話す機会がないので、こうやって友達を持ててよかったです」)