那須町の伊王野地区では新たな名物にしようと地域住民が栽培に取り組んでいるアンズの収穫が本格化しています。

初夏の日の光を浴び、まるで太陽のように色づいたアンズが鈴なりに実っています。栽培する自動車整備業の深沢年幸さん75歳です。深沢さんは、生食と加工用の両方に向いている「ゴールドコット」、「おひさまコット」、それに「信州大実」の3種類を合わせておよそ30本育てています。

この地域では、道の駅東山道伊王野が2013年にアンズの里としてPRしようと地域住民の協力でおよそ2千本を植えました。深沢さんが栽培を始めた当初は、病気やムシの食害などでうまくいかないことが多かったといいますが肥料や枝の剪定を工夫することで今では、モモやマンゴーにも見えるほどの自慢の実が収穫できるようになったということです。

今年は、春先に霜による被害がなく、豊作で今月20日に初出荷しました。アンズの収穫は、7月10日頃まで続き、道の駅の直売所で販売しています。生で食べるほか、ジャムにしても美味しく味わえるということです。