栃木県内有数のブドウの産地、栃木市岩舟町の生産者たちが出荷のピークを前に、24日、今シーズンの出来栄えを知事に報告しました。

県庁を訪れたのは岩舟町ぶどう生産出荷組合の関係者や生産者など7人です。

栃木市では5月からビニールハウスで栽培したブドウの出荷が始まっていて、一行は、福田富一知事に種のない巨峰とシャインマスカットを贈りました。

今年は天候に恵まれ、大粒に育ったということで、岩舟町ぶどう生産出荷組合の小林政之副組合長は「今年もとてもおいしいブドウができました」と報告しました。

福田知事は「一粒一粒に思いを込めて生産してもらって、心から敬意を表します」と感謝の言葉を述べました。

また、全国各地でシャインマスカットの花がうまく咲かず、粒が変形するなどの「未開花症」が相次いでいることについても、情報共有を図り連携しながら対策に取り組んでいく方針も示しました。

岩舟町のブドウはこれから出荷のピークを迎え県内や東京の市場を中心に出荷されます。