去年1月、壬生町の住宅で同居している当時64歳の母親を刺殺したとして、殺人の罪に問われた無職の橋本直樹被告(36)に対する裁判員裁判が4日、宇都宮地裁であり検察側は懲役12年を求刑し結審しました。

判決は18日に言い渡されます。

裁判では橋本被告の責任能力の程度が争われましたが、検察側は殺害は計画的で犯行の時の被告は正常な精神状態だったとし、「残忍極まりない」と非難しました。

これに対し弁護側は犯行は精神障害の影響が大きかったとして懲役5年が妥当だと主張しました。