新型コロナウイルスは、5月8日から感染症法上の分類が「5類」に引き下げられます。「マスクの着用」についても緩和されることになりますが、子供を思う保護者から不安や葛藤の声が聞かれる保育園もあります。

マスクを着けるかどうかは、政府が効果的な場面を周知したうえで「個人の判断」となりますが、小さな子供の場合は保護者の判断が重要となります。 救急医療でコロナの子供たちをみてきた、名古屋掖済会病院小児科の星野伸医師に話を聞きました。 星野医師は、「何が何でも着けなければならないというわけではないが、着けなくてもいい場面と、絶対にマスクをしないといけない場面がある」としています。

論文の報告では「屋外でマスクなしの場合、感染は報告されていない」ということですが、「室内で『密』になる際は必ずマスクを着けてほしい」と話しています。理由は子供は大人と違ってエチケットなどがわからず、顔の距離が近くなりやすく「飛沫のリスク」があるためということです。 星野医師は、場面に応じた判断をしてもらいたいとしています。