岐阜県大垣市の岐阜協立大学で、硬式野球部の男子部員がランニング中に倒れ、翌日に死亡しました。大学側は救急車を呼ばず、車で病院に搬送していました。  大垣市にある岐阜協立大学。

 5月14日、この大学のグラウンドで、硬式野球部の4年生の男子部員(22)が倒れ、意識を失いました。

(リポート) 「ランニングをしていた22歳の男子部員は1時間近く走ったところで、こちらの1塁ベースのあたりで突然倒れ、意識を失ったということです」  午前10時ごろ、野球部のコーチがおよそ30人の部員にランニングを指示。1時間近く走った午前11時ごろに男子部員は倒れ、会話ができないなど重い熱中症のような症状があったといいます。  しかし監督らは救急車を呼ばず、男子部員を車に乗せて病院へ。

 男子部員はその翌日に死亡しました。  救急車を呼ばなかった判断について、26日に会見を開いた竹内治彦学長は…。 岐阜協立大学の竹内学長: 「この認識については間違っていたと私は考えています」

 会見では、“証言の食い違い”が明らかになりました。 竹内学長: 「(監督から)報告を受けていた内容と、学生たちの言っている内容がどうも違うようだと。時間のところ、一番気になるのは搬送の判断のところ」  搬送にかかった時間などについて、監督と部員で証言が食い違っていたといいます。  監督の報告では病院に到着した時間は、男子部員が倒れてからおよそ40分後の午前11時40分ごろ。しかし、学生は「12時ごろだった」証言していて、20分の差があるといいます。

 男子部員はなぜ死亡したのか。死因について大学は…。 竹内学長: 「死因について診断は出ているということです。診断は出ていますけれども、それについて私どもとして公表する立場にない」

 大学は監督とコーチを自宅待機としていて、今後、第三者による調査委員会を設置し、当時の判断が適切だったかどうかなどについて調査するとしています。