三重県伊勢市の宇治山田高校は、学校説明会に参加した中学生ら421人のメールアドレスを2度にわたって流出させたことを発表しました。

 伊勢市の宇治山田高校は、9月16日に開かれた学校説明会に申し込んだ中学3年生や保護者合わせて421人のメールアドレスを9月19日、誤って流出させました。

 アンケートへの回答を依頼するため、教頭が説明会の参加者にメールを送った際、メールアドレスを宛先が見えない「BCC」に入力することを忘れたため、受信した全員が他の人のメールアドレスを見られる状態になっていました。

 高校は対象の中学生らに謝罪するとともに、メールを送信する際は複数人で確認するなど再発防止に努めるとしていましたが、9月26日、再びメールアドレスを流出させたということです。

 教頭が19日に誤送信したメールを削除しようと「メッセージの取り消し」機能を使い、宛先になった421人に対し「このメールを取り消します」などと書かれたメールが送られ、メールアドレスが流失しました。

 メールアドレス以外の個人情報は記載されておらず、今のところ悪用は確認されていないということです。

 宇治山田高校は「改めてメールアドレスの管理を確実に行うとともに、アプリケーションソフトの操作方法について研修を深め再発防止に徹底します」とコメントしました。