2023年7月に閉館した名古屋市千種区のミニシアター「名古屋シネマテーク」の同じ場所に、元スタッフらが新しい映画館をオープンしようと準備を進めています。  千種区今池のレトロなビル。7月に閉館したミニシアター「名古屋シネマテーク」の跡地です。

 支配人だった永吉直之(ながよし・なおゆき)さんは、この場所を改装し、新しい映画館を開業させようとしています。

永吉直之さん: 「ミニシアターがどんどん減ってしまっていて、そこで本来上映したい、されるべき映画があるので、もう一度やってみたいなと。今池の街の皆さんからも、映画館を何とかできないものかと」  芸術性が高い映画やクセのあるドキュメンタリーなど、約40年、名古屋のミニシアター文化を牽引したシネマテーク。

 新型コロナや配信映画の影響で来館者は減少し、2023年7月、代表の倉本徹さん(78)が歴史に終止符を打ちました。

 しかし、今池にはかつて幾つもの映画館があり、「街には映画館が必要」という声を受けて、永吉さんと元スタッフの女性らが開館を決めました。  今池で文化を発信する商店主たちからも、エールがおくられています。 TOKUZO(ライブハウス)の森田さん: 「前歩いてやってないと寂しいんだもん。楽しみにしております」  5日、開かれた会見では…。

永吉直之さん: 「新しく作る『ナゴヤキネマ・ノイ』。ミニシアターが広げている多様な映画環境の中に入っていけるようなものでありたいなと思っています」 「ノイ」とはドイツ語で「新しい」という意味。2月初旬ごろの開館を目指して、クラウドファンディング「モーションギャラリー」で協力を呼びかけます。  座席などの改装に400万円、新しい映写機に250万円など、あわせて1000万円を目標にしています。

永吉直之さん: 「映画館は社会のものでもあると認識しています。みんなの映画館というような意味合い、何とかご協力をお願いできればと思っています」 クラウドファンディングは6日午前零時からスタートするということです。