岐阜県山県市で18日、電柱に作られた「カラスの巣」の撤去作業が公開されました。  18日午前、作業員は高所作業車に乗り込むと、電柱の高さ14mまでゆっくりと上がっていき、60cmほどの「カラスの巣」を確認。マジックハンドを使って慎重に取り除いていきました。  カラスは夏の繁殖期の前に多く巣を作ります。今回の巣は木の枝が材料でしたが、カラスが持ち込んだ針金ハンガーや電気コードなどが電線に触れて停電を起こすケースが、岐阜県内で3月までに既に6件起きています。 中部電力パワーグリッドの担当者: 「電柱の下などに木の枝やハンガーがあった場合、もしかすると上にカラスの巣があるかもしれないので、見かけた際は最寄りの営業所に連絡して頂けると幸いです」  カラスは同じ所に繰り返し巣をつくる習性があることから、中部電力パワーグリッドはパトロールを強化して撤去を続けるということです。