<東京人>犬猫狂騒曲 殺処分問題への提案

<東京人>犬猫狂騒曲 殺処分問題への提案

 毎年、日本で多くの犬猫が殺処分されているのをご存じでしょうか。二〇一七(平成二十九)年度では四万頭以上。年々少しずつ減ってはいますが、これは民間の愛護団体や個人のボランティアの功績によるところが大きいようです。

 愛護団体などが保健所等に収容された犬猫を預かって、新しい飼い主探しをした結果、殺処分数を減らせたのです。収容される犬猫は毎年十万頭以上おり、残念ながら根本的な解決にはなっていません。

 東京で保護動物の新しい飼い主探しを行っている団体、ランコントレ・ミグノンの代表・友森玲子さんは「蛇口を閉める活動を推進すべきです」と語ります。蛇口を閉める活動とは、例えば野良猫の不妊去勢手術により新しく生まれる子猫を減らすなどで、収容される動物の数自体を減らすこと。実際、野良猫の手術が進んでいる地域では、猫の収容数が減っているようです。

 「飼育放棄を防止するシステムも作るべきです。もう要らないからって、車をそのへんに捨てたら連絡が来ますよね。動物も同じように、マイクロチップで必ず身元がわかるようにしておき、捨て犬や捨て猫は飼い主に連絡が行くようにする。もしペットを迎えに来ない場合は罰金や、二度とペットを飼うことができないような措置をとる。もともとは飼い主がいたペットの処遇を、私たちの税金を使って尻拭いをするのはおかしいと感じます」

 ほかに、ペットショップなど動物を売る側の責任も軽すぎるのでは、と語る友森さん。愛護動物をめぐる問題に鋭くメスを入れます。 (富田園子)      ◇

 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、4月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。


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