翻訳アプリでおもてなし 浅草観光連盟が講習会

翻訳アプリでおもてなし 浅草観光連盟が講習会

 浅草(台東区)を訪れるさまざまな国の外国人客に最新技術で応対しようと、浅草観光連盟は11、13の両日、スマートフォンの翻訳アプリの講習会を初めて開いた。浅草の飲食や土産物店、宿泊業者、浅草寺、警察関係者などに呼びかけ、6回の講習に計約60人が参加。来年の東京五輪・パラリンピックに向け、もてなしの向上を図った。 (井上幸一)

 「日本語を話す場合は『話す』のボタンを、外国語を訳したいときは『Speak』のボタンを押して」「短い文章に区切り、端末のマイクに向かって話すのがポイント」

 十一日、浅草文化観光センターで行われた講習で、NTTドコモの説明者の声が響いた。若手の飲食店員らは熱心に耳を傾け、アプリ「はなして翻訳」を入れた自身のスマホを操作した。

 アプリは、日本語を十二の言語に訳し、外国人の話す十二言語を日本語に訳せる。声を吹き込んで翻訳されるまで一、二秒。説明者は「騒がしい場所で音声入力がうまくいかない場合は、(文字による)テキスト入力もできる」と、さまざまな機能を示した。

 受講した飲食店「あづま」の調理担当、染谷大樹(だいき)さん(29)は「食材アレルギーがあるお客さまが来店された際、なんとなくでは済まされない。確実に翻訳し、文面を見せるなどして丁寧に対応したい」と話した。

 連盟の冨士滋美会長は「慣れて仲間に広めてほしい。おじいちゃん、おばあちゃんがアプリを使って(外国人の)迷子に話しかけ、安全にお母さんに渡してあげられるような街になれば」と、参加者に呼びかけた。観光連盟は、外国人観光客にもアプリを端末に入れてもらい、スムーズに「会話」ができるよう促していくとしている。


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