「のらくろ」と田河水泡さん 特別展で足跡紹介 江東・森下文化センター

「のらくろ」と田河水泡さん 特別展で足跡紹介 江東・森下文化センター

 軍隊生活を送る黒い野良犬をユーモラスに描いた漫画「のらくろ」と、作者の田河水泡さん(1899〜1989年)の足跡をたどる特別展が、江東区の森下文化センター(森下3)で開かれている。直筆の原画や、長年取り組んだ銅版画(エッチング)作品などを展示。自宅で庭作業をする写真など田河さんの横顔も紹介されている。24日まで。 (梅野光春)

 センター内の「田河水泡・のらくろ館」が、11日で開設20周年を迎えたのを記念して開いた。田河さんが20代後半までの大半を現在の江東区で暮らした縁で、同館は遺族から多数の遺品を寄贈されている。

 今回は「のらくろ」の原画に加え、田河さんが戦後、フィンランドや北海道など国内外を旅して描いた風景にのらくろがちょこんと登場する水彩画「のらくろのいる風景」12点や、ラッパスイセンの花などのエッチング作品19点を展示。センターの菊地洋子さんは「田河さんの画家としての魅力や、植物にも詳しかった一面も感じてほしい」と話す。

 メガネや水彩絵の具など身の回りの品々や、自宅の庭でとれた野菜を手にする写真などもある。入場無料、午前9〜午後9時まで。18日は休館。問い合わせは同センター=電03(5600)8666=へ。


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