山田監督「50年かけた感じ」 「お帰り 寅さん」葛飾で先行上映

山田監督「50年かけた感じ」 「お帰り 寅さん」葛飾で先行上映

 映画「男はつらいよ」の50作目となる新作「お帰り 寅(とら)さん」の公開(12月27日)を前に、作品の舞台となった葛飾区で21日夜、先行上映会が開かれた。今年は第1作の公開から50周年にあたる。上映前には豪華な顔触れによる特別座談会があり、山田洋次監督(88)は「50年かけて今度の新作を作った感じがする」と感慨深げに語った。 (加藤健太)

 座談会には、いずれも漫画家で「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者秋本治さん(66)と「キャプテン翼」の作者高橋陽一さん(59)も登壇。山田監督を含めた名誉区民三人が顔をそろえ、事前に応募した四百六十人を沸かせた。

 秋本さんは、「テレビドラマ版からずっと見ている」と、男はつらいよの大ファンを公言。「大人になってから見返すと、ひろしやタコ社長の立場が分かる。何度見ても楽しい」と熱っぽくコメントした。

 巨匠二人を前にやや緊張気味の高橋さんは「寅さんのキャラクターが多くの人に愛されてきた。破天荒なこともするが、そこに生き様を感じる」と語った。

 秋本さんと高橋さんからは、公開五十周年を記念した描き下ろしイラストが、山田監督に贈呈された。二十七日から十二月二十七日まで葛飾柴又寅さん記念館(葛飾区柴又六)に展示される。また、参加者全員に、二人のうちいずれかの描き下ろしイラストの入ったオリジナル手拭いがプレゼントされた。

 寅さん記念館の入り口には、公開までの日数が書かれたカウントダウンボードが設置され、来場者の気分を盛り上げている。ボードを彩るイラストは葛飾生まれのキャラクター「モンチッチ」と寅さんがコラボした特別版。日替わりで、モンチッチが寅さんの妹さくらや甥の満男にふんした姿も初公開される。

 記念館職員の井上月乃(つきな)さん(24)は「これまで、男はつらいよの世界に触れてこなかった人にも、これを機に作品に親しんでもらいたい」と話した。


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