落語などの演芸をJR高円寺駅=杉並区=付近の店や銭湯などで繰り広げる「高円寺演芸まつり」が開かれている。今年で10回目。将来性のある落語家らを後押しし、演芸ファンの裾野を広げてきた。実行委員の城石豊さん(60)は「実力派の演芸を楽しんで」と呼び掛けている。 (松尾博史)

 十一日夕、フットサルや野球で使う人工芝に高座が設けられ、落語家で二つ目の柳家緑太さん(35)が出演。観客に「落語から最も遠い施設ですね」と切り出した。会場にちなんで「まくら」で東京マラソンなどスポーツの話題を取り上げ、古典落語の「反対俥(はんたいぐるま)」を披露した。

 まつりは、駅付近の各商店会でつくる実行委員会が主催。出演後に真打ちに昇進した落語家もおり、近年の来場者は五千人を超える。駅近くのアーケードに三味線や太鼓のおはやしが流れ、法被姿のボランティアらが即席の高座を作る。緑太さんは「スタッフの『応援しよう』という気概を感じる」と話す。

 今年は七〜十六日の会期中に延べ約百六十人が出演。後半の見どころの一つは十六日に氷川神社で開かれる「二ツ目の競演!!」。開演は正午、午後三時、午後六時。ベテランの話芸もあり、十六日午後六時から「座・高円寺」に落語家の古今亭志ん輔さん、柳亭市馬さん、桂吉坊さんが登場する。有料だが、一部は無料で、申込制の会場も。プログラムはホームページに掲載。問い合わせは「座・高円寺」内の事務局=電03(3223)7500=へ。

◆ホットな食べ比べ きょう、あす「熱汁祭」

 寒さが厳しい時期に、温かいスープなどを食べ比べるイベント「熱汁祭(あつじるさい)」が15、16の両日、杉並区の高円寺北口駅前広場で開かれる。

 区内15の飲食業者が出店。600円のチケットを購入すると、好きなメニュー2種類を味わえる。メニューは▽濃厚!!デミグラスビーフシチュー!!▽信州ジビエ!ぼたん肉と根菜の粕(かす)汁▽気仙沼ホルモンもつ煮込み−などを予定。開催は両日とも午前11時半〜午後3時半。雨天決行。